銀座【着物1822】浦野理一作 経節紬 藍色 絵絣

深い藍色の地に、大ぶりの違い丁子がゆったりと織り出された経節紬の着物です。こちらは浦野理一さんの作品。日本各地に残る染織品やその技法に対する深い造詣を基に、ご自身の感性と妥協の無い手仕事によって創られた贅沢な着物や帯は、生産が終わって久しい今も多くの方に愛され続けていますね。こちらは弓浜など山陰の絵絣の素朴な美しさを、木綿ではなく手つむぎの真綿糸で再現したお品です。緯絣によって浮かびあがる大らかなモチーフは描線も色も柔らかく、野趣ある経節の布味と相俟って力強く温かな表情を見せてくれます。着込む程に身体に馴染み糸本来の光沢が生まれる浦野さんの経節紬ですが、こちらは程良く水をくぐっており、着心地良いしなやかさとなっております。どうぞ日常親しくお召し下さいませ。

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銀座【着物1821】人間国宝 中村勇二郎作 伊勢型小紋「古代菊」(落款入)

伊勢型紙道具彫の人間国宝・中村勇二郎さんの型を用いた小紋です。こちらは菊花をモチーフとした極めて繊細な型が竜胆色と薄柿色で染め上げられた代表作「古代菊」、近づいて目を凝らす程にその精緻なお仕事に驚かされますね。これまでも同じ型のお色違いをご紹介いたしておりますが、こちらはとりわけ女性らしい上品な華を感じさるお色目。明るく澄んだ彩りがこれからの季節にさぞかし綺麗に映ることと思います。無地感覚でお召し頂けますので、季節の染め帯から格高の袋帯まで様々な帯合わせをお楽しみ下さいませ。

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銀座【着物1820】本場結城紬 枯野色 小花散らし (証紙付・しつけ付)

枯野色が近いでしょうか、僅かに茶みを含んだ淡いグレイ系の地に、細かな亀甲絣の地抜きで小花のかたちが散らされた本場結城紬です。程良い明るさのある肌なじみの良い淡彩は着る方や年齢を選ばず、また所々に澄んだ藍色の花も取り合わせたシンプルな五弁のかたちは桜・梅、いろいろな花を想像させ、合わせる帯や小物で季節を表現できそうですね。こちらは真綿から手つむぎした糸を用いた地機織りのお品、着るほどに、水をくぐるほどに身体になじみ、本物の結城紬ならではの極上の風合いをお楽しみ頂けることと思います。総柄の良いお品は年々少なくなってきております。この機会にどうぞお手に取ってご覧下さいませ。

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銀座【着物1819】東郷織物製 薩摩絣 濃藍色 竹に梅 (反端付)

木綿織物の最高峰として名高い東郷織物さんの薩摩絣です。こちらは深い藍の地に亀甲絣や蚊絣を駆使して竹に梅を表現したお品、薩摩絣独特のマットな地風に大胆な古典意匠が静かに溶け込む、風格ある一枚です。極細い番手のエジプト木綿糸を用いて手機で丹念に織り上げられる薩摩絣は、木綿のダイヤモンドとも称される布。滑 りが悪く湿度で狂いの出やすい木綿糸の難しさを、永江明夫さんが大変なご苦労の末に乗り越え、つくりあげた織物で、木綿の認識を覆すような滑らかな風合いと洗練された表情を備えています。親しみ深い木綿のぬくもりを残しながらも、贅沢に手を掛けられた織物ならではの気品を備えたお品、この機会にぜひお手にとってご覧下 さいませ。

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銀座【着物1818】本場白大島紬 幾何文 (証紙付)

春の陽射しに映える爽やかな白大島紬です。こちらは細かな経緯絣でシャープな幾何文を配したお品、藍濃淡や柔らかな緑・黄色など明るい彩りを効かせて、バックギャモンのボードを思わせるモダンな意匠をほんのりと浮き上がらせています。小さな点状の絣が創る優しい色のグラデーションが、白の清々しさを一層際立たせる一枚、大島ならではの薄手で滑らかな手触りや軽い着心地も、これからの季節にはとりわけうれしいものですね。ぜひこの機会にお手にとってご覧下さいませ。

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銀座【着物1817】福村廣利 絵絞庵製 絞り 付下げ (落款入)

辻が花の技法を今に蘇らせたことで知られる小倉建亮さんに師事、その確かな技術を基に辻が花を「絵絞り」として捉え独創的な意匠も取り入れながら現代の辻が花を追究なさる、日本工芸会正会員・福村廣利さんの工房・絵絞庵製の着物です。こちらは梅鼠色が近いでしょうか、やや灰みを帯びた淡いピンクの時に水玉や小さな蝶が絞りで表現されたお品。寸法から考えますと十代前半のお嬢様のために誂えたものと思われますが、一般的な十三参りなどの着物とは全く異なる趣向ですね。色柄をぐっと抑えながらも、ほのぼのとした可愛らしさが香る確かな存在感は、作家工房作品ならではのものです。少女期の楚々とした美しさを際立たせるためにと心配られたであろう優しい景色が、作り手の温かな眼差しを伝えてくれますね。内揚げ等は充分に入っておりますので、帯を替え寸法を直しながら長くお召し頂けます。お正月、お祝いの席、お茶の会などぜひ折々に袖を通してくださいませ。

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銀座【帯2014】国画会 鈴木紀絵作 染名古屋帯「藍地網目絞り 海中模様」(証紙付・伊勢丹扱い)  

毎年五月に開催される国展、例年新しい作品が楽しみな作家さんの一人が鈴木紀絵さんです。絞りのふんわりとした滲みや型絵染めの楽しい意匠、繊細な手挿しなどがひとところに集まって、絵本のような心弾む世界が創り出されます。こちらは薄藍の紬地に海の中の様子が表現された染め帯、絞りによる網、魚たち、海藻や様々な貝がゆらゆらと波に漂っていますね。ほのぼのとした可愛らしさのみならず、小さなものたちの生命力に満ちた鈴木さんの帯は、着る人からも観る人からも笑顔を引き出してしまう素敵 なオーラを持っています。木綿や紬、小紋などに合わせて、春らしい爽やかな装いをお楽しみくださいませ。

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銀座【帯2013】日本工芸会正会員 小倉健亮作 縮緬地染名古屋帯 (落款入)

日本工芸会正会員として活躍なさった小倉建亮さんの作品です。小倉さんは家業の友禅に加えて絞りの技法を学び、幻とされた辻が花を今の世に蘇らせたことで良く知られた方。現在活躍なさっている正統派辻が花の作家さんは、小倉さんの下で学ばれた方が殆どですね。こちらは灰みが強い極淡いピンクベージュとご説明したらよろしいでしょうか、穏やかな淡彩の縮緬地に、冴えた紫色を効かせてたっぷりとした辻が花を置いた染め帯です。大らかな花葉の輪郭を正確な絞りの描線、或いは繊細なカチンの墨色 が支え引き立てるお品。空間を生かした静かな構成ながら、桃山の豊かな華やぎの余韻を私たちに楽しませてくれますね。気品に満ちた景色は小倉さんの辻が花ならでは。ドレッシーな織りから小紋などの装いにいかがでしょうか。

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銀座【帯2012】西陣 加納幸製 袋帯

古典を基調としたモダンで華麗な帯づくりで知られる西陣の老舗機屋・加納幸さんの作、青味を帯びた銀鼠色の地に柳に桜・四季折々の花木を詰めた色紙散らしの袋帯です。華やぎあふれる桜を背景に下げることでより深い奥行きが生まれ、風に運ばれているような色紙の動きがぐっと引き立てられていますね。改まったお席に相応しい品格、そして女性らしい優美な趣きを備えたお品、格高の小紋から訪問着などに合わせて、春らしい清々しい装いをお楽しみ下さいませ。

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銀座【帯2011】西陣 河合美術織物製 袋帯

檳榔子染色が近いでしょうか、灰みや茶みを含んだニュアンスのある黒系の地に、精緻な織りで様々な楽器や七宝文などを配した袋帯です。小鼓、大太鼓、笙、神楽鈴や鳥兜など様々なかたちが詳しく繊細に表現されており、お出かけ先でも周りの方の目を惹きそうですね。こちらは西陣の名門・河合美術織物さんのお品、フォーマル性の高い帯を中心とした質の高いものづくりで定評ある機屋さんです。雅楽の会など音楽関係のお出かけがとりわけ楽しみになってしまう華麗な一点。機会が多い方には見逃せませ んね。ぜひお手に取ってご覧下さいませ。

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