まっすぐのラインが縦横に交わる格子は、世界中何処でも出会うかたち。ごく自然に私たちの目に入ってきます。シャツやスカート、ハンカチーフ、テーブルクロス…チェックという名前で子供の頃からいつも身近にありました。そもそも布の組織が格子で出来ているわけですから、きっと遙か大昔から人々は格子を楽しんできたのでしょうね。どなたにも親しみ深い格子は現代の街にすんなりと溶け込みますので、洋服の中にあっても気負い無くお召し頂けます。また帯を選びませんので着物初心者の方にもおすすめです。秋に向けて、お気に入りの格子を探してみませんか。

 

優しい格子、元気な格子、大格子、微塵格子、
シンプルな格子も色や大きさでこんなに表情豊かです。

着物と帯の組み合わせ、あれこれ。
軽やかなチェックの着物なら、街にも人にもすっとなじみます。

落ち着いた柿茶色は秋の色。藍を効かせたほっこり格子 。
合わせる帯は万能選手、無地の博多織。オフホワイトならもう来るもの拒まず!ですね。

着物 A-378 / 帯 K-3145

灰青みの紫とミントグリーンが爽やかな格子♪ 光沢のある地風がさらりと軽快な一枚です。
合わせる帯は質感の異なる真綿系の八寸。捨松さんらしい洗練されたカジュアル感を載せて。

着物 A-643 / 帯 K-3590

穏やかなベージュ系の地色をターコイズや蘇芳色がきゅっと引き締め、洒落味を効かせた一枚。
合わせる帯は、ぴょんぴょんと飛び出した髭が楽しい髭紬地に楚々としたイヌタデの図。季節感豊かなひと組です。

着物 A-863 / 帯 K-3424

鳶八丈を思わせる色遣い。温かくて、きりっとして、そしてモダンな格子。
秋らしい色で素朴な小花を置いた、趣ある紬地型染めの帯を合わせて。

着物 A-918 / 帯 K-3635

綾織りの光沢感ある黄八丈は格子の中でも華やか系。しゃっきり背筋の伸びる一枚ですね。
さやから小さな豆がこぼれる様子が丹念に描かれた、温かみのある染め帯を載せました。

着物 A-1247 / 帯 K-3143

ちょっぴり渋めのグリーンとグレイの爽やか格子文。どこかシックな景色はまさに大人カジュアルな一枚。
木綿地に藍型染め・菊唐草の帯を載せて、クラシックで力強い個性を。

着物 A-1716 / 帯 K-3194

明るいベージュにサーモンピンクの格子文。光沢のあるつるりとした風合いがエレガントな一枚。
華やかな芥子が並ぶ染め帯を合わせれば、景色は春爛漫。

着物 A-1878 / K-2402

染めならではの柔らかみが、モダンなモノトーンの格子に女性らしさを添えていますね。
淡いピンクの葡萄の染め帯を合わせれば、素敵な秋のお出かけスタイル。

着物 D-1068 / 帯 K-3302

 

格子の着物は帯の背景としても優秀です。
あれこれ載せて楽しんでみましょうか。

綺麗系の格子文なら、
*彩り豊かな芥子の花にも負けません。
*個性あふれる型絵染めをくっきりと際立たせます。

着物 A-1878
帯 K-2402
帯 K-2459

こっくり深みある彩りを、
*オフホワイトの博多できりりと引き締めて。
*愛らしい兎たちが、優しい甘さで包みます。

着物 A-378
帯 K-3145
帯 K-3401

大らかな黄八丈にあわせるのは、
*練色の紬地にさやまめが並ぶ微笑ましい名古屋帯だったり
*おすまし猫が佇む遊び心たっぷりの帯だったり

着物 A-1247
帯 K-3326
帯 K-3143

選りすぐりの素材を生かすのは 拘りの色とすっきりとした格子。

葡萄茶色と白橡色のやや小さめの格子文。ざざんざならではの布味が確かな存在感を見せてくれます。

着物1942

美しい鉄御納戸色を効かせたざざんざ織。モダンな表情が光ります。

着物1796

お顔映りの良い高麗納戸色、シンプルな格子がざざんざ織の質感を際立たせます。

着物1631

良く似た色遣いの格子でも、一本の細い赤が入ることでがらりとイメージが変わります。

着物1624

柔らかな黄色を淡い茶鼠が程良く抑える清々しい格子の伊那紬。

着物1939

澄んだ藍の美しいグラデーションが見事な伊那紬の単衣。

着物1855

紅花やくちなしなどの淡彩に薄藍を効かせた新田工房さんの紅花紬「太子間道」

着物1380

 

選び抜かれた糸を用いる各産地の美しい織り。ざざんざ織、信州紬、紅花紬…ご紹介はしておりませんが郡上紬や丹波布などなど、格子が印象的な紬たちは、草木から得た深い彩りも作り手の拘りの一つ。格子文の魅力である多様な色の調和を、贅沢に楽しんで頂けます。

今回一部ご紹介してみましたが、まだまだ きもの青木 には素敵な格子がたくさん眠っています。どうぞあなたの感覚にぴたりと寄り添う格子文を探してみて下さいね。


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