あおきDIARY

きもの青木からお伝えしたいこと、
新しく届いた着物や帯のお知らせ、
ときどき急ぎのご連絡

2020年8月

銀座店

心ほぐれる動物文様

8月も間もなく終わろうとしていますが、一体いつまでこの暑さは続くのでしょうか?
『猛暑日』ということばが当たり前に使われるようになって久しいですが、今年はマスク着用も相まってか例年になく猛暑の恐ろしさを痛感いたしました。。

少し出かければエアコンの効いた屋内に逃げ込み、熱中症対策にと就寝中もクーラーはつけたまま。
テレビをつければ感染症や熱中症のニュースばかり、、
なんだか心も身体も強張ってしまったような心地がします。

そんなとき、私は大好きな動物たちの画像をみて癒やしをもらっています。
最近は動物園や水族館などが休園中の動物たちの様子をインターネットで配信して話題になっていましたが、彼らの愛くるしい動きやもこもこの毛並みは見ているだけで心がほぐれますね。

近所のノラさんのチラリ。塀の影でお昼寝中でした。

着物の文様にも動物モチーフは多く描かれています。
昔から描かれる伝統的なモチーフからモダンなものまでさまざまですが、本日は銀座店の商品のなかから愛らしい動物たちの着物や帯をご紹介します。

うさぎは兎文としても古くから用いられていました。 これからの季節にはお月見を思わせるうさぎ文様も活躍しますね。

やさしい色づかいで描かれた小鳥が心を和ませてくれます。楽しげなさえずりが聞こえてきそうですね。

向かい鶴ならぬ向かいオウムでしょうか? 特徴的な冠羽が鳥好きにはたまりません!

今にも帯から飛び出してきそうな躍動感あふれるカエルさん。

思わず抱き上げたくなるようなころころした子犬は愛らしさ全開です。

こちらは空想上の生き物ですが、勇ましい獅子も何匹か集まると可愛く見えてくる不思議です。

実家では猫を2匹飼っているのですが、今年は帰省もままならず写真や動画を送ってもらい眺める日々。次の帰省までに忘れられていないか心配ですが、早くあのモフモフしたお腹や肉球を存分に堪能したいものです。
まだしばらくは騒々しい日々が続きそうですが、そんなときだからこそ心ほぐれる癒やしを大切にしたいですね。

ただいま銀座店では、これからの季節に向けて秋仕様のお品物がたくさん入荷しております。 とっておきの1枚を見つけに、どうぞお立ち寄りくださいさいませ。
スタッフ一同心よりお待ちしております。

銀座店スタッフ かつた

セレクション情報

HPあおきセレクション更新のお知らせ (8/28)

 

まもなく八月も終わり。まだまだ残暑は続きそうですが、少しずつ日も短くなって、

朝夕の空気が徐々に変わってきていますね。

 

【着物2910】訪問着 洒落柿色 秋草文 /【帯3540】西陣 誉田屋源兵衛製 袋帯 鳥襷文

 

【着物2913】国画会 立花長子作 型絵染 小紋 /【帯3537】新島盛道作 首里花倉織 名古屋帯

 

【着物2907】本場結城紬 黒色 縞 /【帯3543】浦野理一作 縮緬地 染名古屋帯 葡萄の図

 

次回は来週更新予定です。


我が家に素敵な夏を連れてきてくれた向日葵の花。クラクラするような陽射しを味方につけて、立派な花を咲かせてくれましたが、虫がついてしまって開花直前に萎れてしまった一本がありました。虫を駆除して手当をしたのですが、残念ながら蕾は元に戻らず。気がつかなくてかわいそうなことをしたなあと思っていたところ、突然あちこちからむくむくと脇芽が出てまいりました。他の花たちから遅れること3週間ほどでしょうか、驚いたことに手のひらサイズの小さな花を一気に6輪も咲かせました。一番花が一輪咲いて終わる品種のはずでしたのに、なんとしても次の世代に繋げようとするこの生命力! いろいろ滅入りがちな昨今ですが、びっくりするほどのたくましさに元気をもらえたような、少々気圧されてしまったような…ともあれ、絶対に諦めないぞというこの強さは見習わねばなりませんね。

そろそろ夏の疲れが出てくる頃でしょうか。

皆さま、どうぞくれぐれもご自愛くださいませ。

明日のオンラインショップ公開に先駆けて、あおきセレクション新着の品々を、本日より店頭にてご覧いただけます。 店頭でご覧いただける準備が整い次第、ツイッターにてお知らせいたします。

衣桁にディスプレイされている着物は、本場結城紬 黒色 縞 でございます。
続いて左から、
西陣 帯屋捨松製 モザイク八寸名古屋帯
日本工芸会正会員 岩井香楠子作 型絵染 名古屋帯「出船」
浦野理一作 縮緬地 染名古屋帯 葡萄の図 
西陣 譽田屋源兵衛製 袋帯 鳥襷文
でございます。

日本工芸会正会員 小倉淳史作 付下げ

人間国宝 小宮康孝作 江戸小紋

人間国宝 喜多川俵二作 織名古屋帯

国画会 立花長子作 型絵染 小紋

薩摩絣 象牙色 色紙重ね

金城涼子作 首里花倉織 名古屋帯

本場黄八丈 八寸名古屋帯

今回は 着物7点、帯8点、計15点のご紹介です。ぜひご覧くださいませ。

春先の臨時休校の影響で2週間に短縮されてしまった夏休みが終わり、我が家の小学生組が新学期を迎えました。暑い中元気に登校していて喜ばしいのですが、マスクの消費量が一気に増えまして、使い捨てとはいえ何回かは洗って使おうよ、母が洗濯をするから使用済みマスクは提出せよと通達しても、そこは小学生男子ですからままなりませんね。捨てたら気まずいものを与えるのが正解でしょう。ということで手作りマスクについてインターネットで調べたところ、子どもでも作れそうな、縫わずにできる手ぬぐいマスクの作り方を見つけましたので、みんなで作ってみることに。手で裂いて、畳んで、結んで、という簡単な工程なので、各自好きな柄を選んで、楽しみながら作りました。自分で作ったものですからそれなりに愛着があるのでしょう。気軽にゴミ箱にポイという気持ちにはならないらしく、お洗濯に出してくれるようにもなりました。事態が一日も早く収束することを願うばかりですが、せめて子どもたちには、少しでも楽しみながら過ごしてもらいたいものです。

マスクを調べていて知ったのですが、現在新宿高島屋で、日本全国の染織産地が作ったマスクを販売する「新宿タカシマヤ マスク ラボラトリー」が開催されているそうですね。大島紬や近江ちぢみ、博多織、有松絞りなど、各地を代表する染織を多数取り揃えているとのこと。出かけるのは難しそうですが、とても気になります。
「新宿タカシマヤ マスク ラボラトリー」

事務所スタッフ©でした。

銀座店では販売スタッフ欠員に伴い、新しく一緒に働いてくださる人員を募集しております。詳細はコチラの求人ページをご覧ください。

きもの青木では、引き続き感染予防対策に務め営業しております。お近くにお越しの際はどうぞお立ち寄りくださいませ。

季節のおすすめ イベント情報

お茶席フェア2020 開催のご案内

暑さはまだまだ続いていますが、9月の声を聞けば心は次の季節へとシフトチェンジ。不思議と袷の着物が恋しくなってきます。炉開きやお稽古、観劇など、少し改まったお出かけの機会が増える季節でもありますね。
今回は「お茶席フェア」として、揃えておくと安心な着物と帯を一同に集めました。 45点ほどの新たなお品を3日間に渡ってご紹介いたします。今回もオンラインショップ先行販売として準備させていただきました。
詳細はコチラのイベントページにてご確認くださいませ。

銀座店

初秋の色

8月もあっという間に半ばを過ぎ、暑さは相変わらず厳しいものの、秋の気配も感じられるようになってまいりました。 銀座店へお越し下さるお客様も夏着物を楽しんでお召しになっていらっしゃいます。

さて、たまには着姿のご紹介を…と思い立ち、今月の銀座店スタッフを写真におさめてみました。こう並べてみますと、共通点がございますね。

この時期、黄土色や狐色、赤朽葉や黄朽葉などの紅葉を思わせるような色が気になってまいりますのは、わたしだけではなさそうです。

そういえば、お店のお花もまさにその色でした。

帯締めも、涼やかなお色に代わり、ぐっと深みのあるお色が人気となってまいります。 お手持ちのコーディネートにひと色加えていただくだけでも、季節の移り変わりを楽しんでいただけそうです。

また、先日オンラインショップにてご好評いただきましたオータムフェアのお品物が銀座店に入荷いたしました。
実際にお手に取ってご覧いただけますので、気になるお品物などがございましたら、ぜひお立ち寄り下さいませ。
皆様のお越しを心よりお待ちいたしております。

銀座店スタッフ もり

セレクション情報

HPあおきセレクション更新のお知らせ (8/21)

相変わらずの酷暑が続いていますが、ふと気がつけば静かに響いてくる虫の音に、夏の終わりを感じるこの頃です。

 

【着物2903】琉球美絣 木綿着物 /【帯3529】城間栄順作 本紅型 名古屋帯

 

【着物2900】南風原花織 着物 /【帯3535】国画会 小島貞二作 紬地 型絵染名古屋帯

 

【着物2906】に志山染匠製 無線友禅 訪問着 灰梅色 花々の図

 

次回は来週更新予定です。

種を蒔いて育てていた朝顔が、ようやくこの時期になって一輪、また一輪と花を咲かせるようになりました。昨夏、朝顔市で購入した鉢もやはり七月後半から八月半ば頃まではパタリと開花を中断していましたが、その後また思い出したかのように次々と花を付けてくれましたっけ。盛夏を代表する花というイメージですが、朝顔の季語は秋。こうして日々観察していると、秋の訪れを告げる花ということを実感しますね。
体温を上回るような恐ろしい程の暑さが続いていますが、雲の様子や陽が落ちてからの空気には、やはりほのかな秋の色が感じられます。今年の夏もあと僅か。コロナ禍もあり、例年に比べてしまえば寂しい夏ではありますが、子どもたちはもちろん私たち大人にとっても、より多くの素敵な思い出が重ねられると良いですね。

夏バテにはやはり美味しいもの♪ でしょうか。
皆さま、質の良いお食事とたっぷりの睡眠でお身体をおいといくださいませ。