あおきDIARY

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銀座店

文様に込められた想い

ついに東京の桜は満開を迎えましたが、ウイルス騒動で落ち着かない日々が続いておりますね。
今年は盛大なお花見はできそうにありませんが、それでも健気に咲く花の姿には心を強く持ち困難を乗り切ろうと励まされる気持ちになります。

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(近所の桜並木も満開でした!)

お出かけを心から楽しめないこんな時は、お家で普段できないお手入れをしてみたり、着物の文様について調べてみるのはいかがでしょうか。

普段なにげなく身にまとっている着物や帯ですが、そこに描かれている文様には実に様々な意味が込められています。
なかでも多いのは厄除けや吉祥の文様です。
吉祥とは【よい前兆・めでたい兆し】を意味する言葉。
昔から人々は縁起ものを身につけることで平和や健康を願っていたのでしょう。

青木でもでも数多くご用意している吉祥文様のお品のなかから一部をご紹介します。

・雪輪文様
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銀座【A-3100】(広め)単衣 本塩沢 亜麻色 雪輪に花文

古来、大雪の翌春は雪解け水が豊富で、豊作になると信じられていました。
そうしたことから吉兆の意味をもつ吉祥文として季節問わず用いられています。

・青海波文様
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銀座【L-5035】袋帯 白鼠色 市松に桜や宝尽くし

青海波は、無限に穏やかに広がる波の文様から、末永く続く平安への願いが込められた吉祥文様です。

・麻の葉文様
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銀座【K-6102】絽塩瀬 染名古屋帯 御召御納戸色×牡丹鼠色 麻の葉文

麻は成長がとても早く、虫も付きにくくまっすぐに育つことから、麻の葉文様は子どもの健やかな成長を願い産着などにも用いられてきました。
また、神事などにも用いられることから魔除けの意味も込められています。

和装品に用いられる伝統的な文様には、いずれも何らかの吉祥の意味が込められているとも言われます。
一日も早くこの事態が収束し、平和な日々の兆しが見えるよう祈るばかりです。
皆さまも、どうぞお気をつけてお過ごしくださいませ。

*参考文献「帯の基礎知識」・世界文化社

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