あおきDIARY

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セレクション情報

HPあおきセレクション更新のお知らせ (3/12)

この時季は本当に日々の気温差に悩まされます。今日は暖かいのか肌寒いのか、天気予報のチェックが欠かせませんね。

さて春の特選会の第二週目、今回もとても良いお仕事がなされた美しい品々が揃いました。どうぞお楽しみにご覧くださいませ。

 

 

【着物3082】曽根武勇作 西陣織 訪問着 

【帯3773】龍村平蔵製 本袋帯 銘「豊公芒文」

 

【着物3085】刺繍付下げ 白橡色 桜に藤の図

【帯3770】たつむら製 本袋帯 銘「タクラマカンの幻想」

 

【着物3079】松原良夫作 藍形染 付下げ 銘「春かすみ」

【帯3776】浦野理一作 経節紬 名古屋帯 黄海松茶色 無地

 

次回は来週3月19日 (金) に更新予定です。

 

ひと雨毎に空気もしっとりと潤って、次々に芽吹いてくる花木を優しく包んでいますね。春先の花も段々と出揃ってきて、あとは桜の出番を待つばかりとなりました。
先週末は友人の息子さんの結婚式。あれこれ心配でしたが早朝からの着付けもなんとか無事に終わり、 翌日諸々片付けたりお手入れに出すものの手配も済ませて、ようやくほっとしました。
今日悉皆屋さんから早速連絡があり、状態について詳しく教えて頂いたのですが、汚れはもちろん、 つい見逃してしまうような小さなほつれや箔の状態などについても、とても丁寧なアドバイスをいただいて一安心です。
悉皆屋さんのお仕事は、仕事の痕跡を残さず元通りにすること、と聞いたことがありますが、それぞれ想いのこもったデリケートな着物を扱うことはどんなにか気を遣う難しい作業と思います。大切な着物を楽しむことができるのも、丁寧にお手入れをしてくださる方がいらっしゃるからこそですね。振袖や留袖は出番を終えたらまたしばらくは箪笥で眠ってもらう品々ですから、きちんと手を掛けておきたいもの。綺麗になって戻ってくるのが楽しみです。
 

来週はもう春のお彼岸、段々と気候も落ち着いてくることと思います。

皆さま、どうぞお元気でお過ごしくださいませ。