あおきDIARY

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セレクション情報

HPあおきセレクション更新のお知らせ (3/26)

東京では桜の開花もどんどん進んで、そろそろ満開となりそうですね。

週末は静かに花を眺めながら近場を散歩したいものです。

さて春の特選会も最終回、確かな手仕事ならではの魅力的な品々をどうぞご覧くださいませ。

 

銀座【着物3097】日本工芸会正会員 小倉淳史作 訪問着    

銀座【帯3791】龍村平蔵製 本袋帯 白色 銘「白舫」                              

 

銀座【着物3100】城間栄順作 本紅型 小紋 (落款入 端布付)                              

銀座【帯3785】西陣 桝屋高尾製 ねん金綴錦 袋帯「段霞文」                          

 

銀座【着物3094】薩摩絣 濃藍色 亀甲繋ぎ                                  

銀座【帯3788】日本工芸会正会員 知念貞男作 本紅型 縮緬地染名古屋帯 

 

 

次回は来週4月2日 (金) に更新予定です。

 

短い周期で変わる不安定なお天気ですが、その都度また大きく季節が進んでいることを感じますね。桜が終わればまもなく街は新緑に包まれて、すぐに単衣のシーズンが始まってしまいそうです。

きもの青木でも、三月の特選会が終わりますと徐々に単衣のご紹介が入ってまいります。久々に手に取る品々を眺めていると、ここ数年いわゆるスリーシーズンのための帯がとても増えてきているように感じます。西陣の新しいお品に良く見られ、軽い透け感がありますがしっかりとした芯も入っており、寒い時期を除いて使えるものとのこと。

特に単衣薄物の時期の帯は素材感も様々でお悩みになる方も多いですし、着用機会を考えますと季節毎にそれぞれ用意するのはなかなか難しく、長い期間使える帯は着る側に取っても重宝なものですね。

年々進む温暖化や空調が整った場での着用等々環境も変化しており、作り手さんも様々な試みや提案をなさっていることと思います。着る側も基本的な決まりごとは押さえておきつつも、気候や体感に合わせて諸々柔軟に、より快適に着物を楽しめると良いですね。

 

肌寒さからもようやく解放されて、気持ちの良い季節となりましたが、花粉もピークというところが残念です…

皆さま、どうぞお元気で春本番をお楽しみくださいませ。