あおきDIARY

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セレクション情報

HPあおきセレクション更新のお知らせ (4/1)

いよいよ四月に入りました。東京の桜は満開を過ぎて、来週にはもう花吹雪となるのでしょうか。

バスの窓から眺めていると、いつの間にか藤棚にもちらほら新芽がのぞいていますし、街路樹のハナミズキも枝先が賑やかになってきて、すぐに初夏へと季節が進んでいきそうですね。

セレクション商品も今回からいよいよ単衣のご紹介が始まります。

 

【着物3439】日本工芸会正会員 岩井香楠子作 型絵染 単衣着物 紫陽花の図 (落款入)       

【帯4248】本場牛首紬地 洒落袋帯 紫鼠色 抽象文 (夏帯)                                     

 

【着物3435】本塩沢 単衣 濃藍色 亀甲繋ぎ (反端付)

【帯4245】西陣 藤田織物製 紬八寸名古屋帯                          

 

【着物3437】五代 田畑喜八作 単衣 小紋 紫鼠色 小波文 (落款入)     

【帯4251】久呂田明功作 絽縮緬地染名古屋帯 杜若の図 (畳紙 余り布付)                           

 

桜の季節と言っても、河津桜や江戸彼岸桜など早咲きのものから染井吉野の後に咲き始める八重桜まで、考えてみれば意外と長いもの。南北に広がる日本では地域的な時間差もありますから、桜の着物や帯、お柄にもよりますが一概に染井吉野に合わせなくとも、と花を眺めながら思います。開花時期が揃う染井吉野がなんとなく基準になっているような感がありますが、桜の種類は様々、基本の10種に加えて自生するものだけでも100種以上とのこと。東京の名所で見頃が終わっても4月の後半頃までは咲いているとなれば、少し融通を利かせたくもなりますね。花のいろもかたちも多種多彩、探してみれば身近な場所でも一重咲きから八重咲きのもの、白に近いものから薄紅、紅に近いものまでいろいろな桜が見られます。数年前からは近所の駐車場に一本だけ咲いている大島桜が気になって…独特の芳香と白に近い清楚な花が魅力ですが、桜餅を包む葉は大島桜と聞けば、なるほど贔屓にしたくなるのも頷けるところです。

 

ようやく気温も暖かく落ち着いてくるようですね。
皆さま、どうぞお元気で良い季節をお楽しみくださいませ。