あおきDIARY

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銀座店

お茶のお稽古に単衣の着物を

ソメイヨシノは段々と葉桜へ、もうそろそろ銀座桜通りの主役、ヤエザクラの登場でしょうか。皆さまは今年の桜、いかが楽しまれたでしょうか。

木々の枝先にも鮮やかな緑のいろが見え始め、 昨年より我が家に仲間入りした「姫うつぎ」の鉢にも、柔らかな芽吹き、小さな蕾がつき、これからの季節が楽しみです。

銀座店では、単衣をお求めになるお客様が増えてきました。 昨年の五月の気温を見てみてますと、20度以上の日が26日、そのうち25度以上の日が17日!! 単衣は6月からとはいうものの、温暖化が進む現代では着用の時期が少しずつ早まっているのかもしれませんね。 入荷が始まったばかりの今頃からお探しになるのは、大正解だと思います。

単衣をお探しの方の中には、「お茶のお稽古に」「お茶会のお手伝いを頼まれて」、、という声も多く聞こえます。

お茶のお稽古に使えそうな単衣を持っておらず、単衣の時期からは洋服で参加していた私も、6月からのお稽古にどのようなものを用意したらよいのかが気になり、先輩スタッフに相談しながらコーディネートを考えてみました。

先ずは、単衣のお着物。

トロリとした手触り、これからの季節らしい華やぎを感じる色と光沢感のある地紋、品の良い華やかさを感じながらも、安心してお稽古、お茶会に向かえそうです。

左(C-2139)/右(C-1887

次に、帯はどんなものを選んだらよいのでしょうか?

先輩スタッフの回答は「透け感がやや少なめの軽やかな帯」とのこと。

なるほど。夏帯特有のしっかりとした透け感は盛夏には涼しそうですが、6月の単衣にあわせるにはやや気が早い感もありますね。

探してみると、いました、いました。軽やかな子が! 夏帯ながらも、他の夏帯と比べて見ると透け感が目立ちません。

左(L-5709)、右(L-5675

次の疑問は、この着物と帯に合わせる帯揚げは?帯締めは?どのようなものをあわせたらよいのでしょうか?

帯揚げも袷の時期、単衣の時期、夏衣の時期とそれぞれ種類が分かれています。 今回は、縮緬の柔らかさと絽の清涼感を持った「絽縮緬の帯揚げ」をあわせてみようと思います。

以前は単衣時期の素材とされていた絽縮緬ですが、今は単衣から夏を通して使われていますね。

単衣から夏の帯揚げ一覧は、こちらをご参照くださいませ。

帯締めは、通年使える冠組の帯締めが役に立ちそうです。色あいを悩みながら、それぞれのお着物にあわせてみましたが、いかがでしょうか?

着物(C-1887)、帯(L-5675)、帯揚げ(G-1701)、帯締め(店頭限定)

着物(C-2139)、帯(L-5709)、帯揚げ(R-225)、帯締め(店頭限定)

たくさんのお品の中からあれこれ選びながら、こんな一揃いが箪笥の中で待っていてくれたら、 6月からのお稽古にも俄然力が入りそう…次の季節がとても楽しみになりました。

そうそう、忘れてはならない長襦袢、こちらも単衣用がございます。洗える着物で人気の東レルシックさんの洗える長襦袢。汗をかく時期には気軽にお洗濯できる素材が安心ですね。

長襦袢(F-458

その時々に必要なものを選びながら、自分の感性にフィットするものが、箪笥に増えていくのはとても嬉しいものですね。
私も、段々と自分のもとへと集まってきた子達が、愛おしくてなりません。

そんな素敵な出会いのお手伝いをさせていただけたら、、と、スタッフ一同、みなさまのお越しをお待ちいたしております。

感染対策には万全を期しておりますのでお近くにお越しの際はどうぞお立ち寄りくださいませ。

銀座店スタッフ 田山

※ブログ内でご紹介させていただきました商品は一点ものが多いため、すでに販売済の場合もございますのでその旨ご了承くださいませ。