あおきDIARY

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銀座店

着姿は小物で決まります!

いよいよゴールデンウィークも近づき、お出かけモードに拍車がかかってしまいます。
さあ、ではどんなコーデを?とお考えの皆さま、今年は小物をアップデートしてみてはいかがでしょう。

小物は着る人の個性を引き立ててくれる大事な着物のパーツですね。 中でも着こなしの要となるのが帯締めと帯揚げ。 どんな種類があるのか整理してみます。

《帯締め》

帯締めはお太鼓を1本で支えてくれる着付けの要で、種類としては布に綿を入れた丸くげと組紐に分けられます。

丸くげは振袖や婚礼衣装に使われるほか、カジュアルなものはアンティークの帯や小紋に合わせると粋な感じで素敵です。

組紐は形状からすると平組(平打ち)、丸組(丸打ち)、角組(角打ち)の3種類。
組み方で分けると、これまた多種に及びます。

例えば、平組だと高麗組、唐組、笹浪組、綾竹組、内記組など、
丸組だと四ツ組、八ツ組など、
角組だと冠組、御岳組など、皆さまもお持ちのものも多いと思います。

衿秀製 亀甲組 白×金(S-501

笹浪組 白×金(店頭限定/P5-25)

綾竹組 青緑色×胡粉色(S-408

丸組 真珠色×黄爐染(店頭限定/P5-206)

衿秀製 夏締め 畝打組 葡萄色×白色(S-220

礼装には組み目が密で太さもあり、金糸銀糸が使われた平組が用いられます。
丸組や角組はカジュアル向きですが、冠組はお茶席など少し改まった装いにも使用できる優れもの。しなやかな締め心地で通年使用出来ます。

ちなみに、冠組にも表裏がありますのでご覧になってみてくださいませ。 真ん中に割れた線が一筋通っているのが表側、ないのが裏側です。

このほか、帯留めを効果的に引き立てる細めの三分紐や四分紐、レースなどの軽い素材で組まれた夏組なども人気ですね。

《帯揚げ》

帯揚げはお太鼓枕やその紐を隠す役割に加え、帯と着物の調和を促す重要なアイテムです。
柔らかな質感の縮緬、光沢のある綸子、豪華でボリュームのある総絞り、部分絞り、また夏物には絽、紗、麻などの涼感があって軽やかなもの、季節に合わせた質感のお品が用いられます。

礼装には金糸銀糸が使われた豪華なもの、また比較的色の薄いものが好まれます。
カジュアルな装いには縮緬や飛び絞りなどが定番ですが、着物地のリメイクやプリント地、レース素材のものなどもあり、気分に合わせて自由に楽しみたいですね。

そこで、新たな小物でいつもの装いをアップデートされたい方は、ぜひ当店まで足をお運びくださいませ。きもの青木 銀座店では、来週から店頭限定のイベント「和装小物展」を開催いたします!

今回はいつもお世話になっている京都 衿秀さんに協力いただき、定番的なお品からちょっと個性的な色柄のものまで、普段ではなかなかご用意できないボリュームで素敵な小物たちを集めました。

4月20日(水曜日)から5月7日(土曜日)までの期間限定、店舗のみでのご案内となります。

一点物のお品ばかりですので、ぜひお気に入りを探しに遊びにいらしてくださいね。

そして和装小物展の後は、夏ものの着物や帯もお目見えです!ぜひ青木のオンラインショップ、インスタ等をチェックなさってみてくださいませ。
皆さまのお越しをお待ちしております。

今週の盛花・・・さっぱりと、新緑のアソート

銀座店スタッフ 松浦

※ブログ内でご紹介させていただきました商品は一点ものが多いため、すでに販売済の場合もございますのでその旨ご了承くださいませ。