あおきDIARY

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セレクション情報

HPあおきセレクション更新のお知らせ (5/27)

やっと五月らしい気持ちの良いお天気が続いていましたが、またしばらくは晴れたり降ったり落ち着かない予報。

来週はもう六月、湿った空気と共に漂うくちなしの甘い香りが梅雨の記憶を呼び起こします。

 

【着物3483】夏塩沢 白色 蚊絣 (反端 証紙付)                       

【帯4316】しな布 八寸名古屋帯 藍型染 菊唐草文   

 

【着物3487】絽 繍一ッ紋付下げ 灰青色 秋草に虫籠の図

【着物3485】松島由美作 本加賀友禅 紋紗 道中着「草露」(落款入 反端 証紙付)                                      

 

【着物3489】白山工房製 本場夏牛首紬地 小紋 鈍色 雪輪文 (落款入 証紙付)                                  

【帯4319】日本工芸会正会員 湯本エリ子作 夏紬地 染名古屋帯 (落款入 反端付 紙札付)                   

 

次回は来週6月3日 (金) に更新予定です。

五月も終わりに近づいて、行きつ戻りつしていた季節もまた一歩夏へと進んできたようですね。

皆さま、とうに単衣をお召しと思いますが、素材によってはそろそろ浴衣も仲間入りできそうです。

薄ものといっても透け感や質感は千差万別、単衣寄りのものから流石に盛夏以外は難しいものまで様々です。例えば夏大島や夏塩沢など同じ夏紬でも薄さや張りが微妙に異なりますし、色によって雰囲気が変わります。基本的に襦袢が透け透けの印象でなければ、六月に入りましたらこの辺りも許容範囲ですね。

帯も芭蕉や上布素材でも盛夏には芯の入らない八寸がやはり涼しくて、芯の入った九寸ならば五月くらいからどんどん出番を増やしたいところです。初夏の30度超えがこんなにも当たり前になってしまった昨今ですが、大好きな夏素材の活躍の場が増えたと思えばまあ仕方あるまいともなりますね。

TPOの基本だけ押さえておいて、あとはご自身の感覚で好きなものを好きなときに。いよいよ本格的な夏着物のシーズンです。

気圧の上下にも振り回される毎日です。
皆さま、体調管理にお気をつけて、どうぞお元気でお過ごしくださいませ。