あおきDIARY

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セレクション情報

HPあおきセレクション更新のお知らせ (7/8)

今週は台風の影響もあって、しばしの梅雨の戻り。暑さも少しおさまってほっとひと息つくことが出来ましたね。30度あっても涼しく感じるとは、本当に日本の夏も大変なことになってきました。

 

【着物3524】絽 付下げ 淡香色 秋草文                               

【帯4371】龍村平蔵製 紗 本袋帯 銘「蘿葉錦」

 

【着物3527】本場夏琉球絣 黒色 縞(反端 証紙付)                          

【帯4369】八重山上布 九寸名古屋帯 白色 十字絣                                        

 

【着物3530】国指定重要無形文化財 喜如嘉の芭蕉布 着物    

【帯4367】藤布 八寸名古屋帯(反端 証紙 栞付)                                

 

次回は来週7月15日(金)に更新予定です。

 

梅雨の頃にはからりと晴れた夏が待ち遠しかったものですが、あまりの猛暑続き。ここ数日のお湿りで人間も渇き切った木々や小さな生き物たちも、かなり救われたように思います。僅かながらも暑さが和らいだ今のうちに体調を整えておかねばなりませんね。
この時期、炎天下のお出かけには日傘が欠かせません。今はU Vカット加工されたほぼ100%遮光の商品が出回っていて、折り畳み式で超軽量、その上晴雨兼用だったりしますので、洋服ですとついそちらばかり使ってしまいます。が、やはり着物のときには昔から使っているレースの長傘の出番を作りたく、毎年梅雨明けの声を聞くと日傘のお手入れをしています。使わずにしまっておく間に、白やベージュの麻地にはどうしても点シミや折りあとのくすみが出てしまうのですが、水洗いして漂白をかけますと、新品のように綺麗になるのも麻ならでは。タオルで大まかに水気を取って、盛夏の強い日差しにあてておけば、みるみるうちにぱりっと気持ち良く乾いてくれます。毎年こんなに乱暴なお手入れをしてもびくともしない麻、繊細なレースの箇所も無事ですから大したものです。眩しい青空の下でレースの日傘を干していると、しみじみ夏の到来を感じます。

しばらくは極端な暑さも少し落ち着いてくれそうですが、油断ならない長い夏、
皆さま、どうぞくれぐれもご自愛くださいませ。