あおきDIARY

きもの青木からお伝えしたいこと、
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セレクション情報

HPあおきセレクション更新のお知らせ (7/29)

外で見かける子どもたちの姿が一気に増えて、夏休みを実感するこの頃です。コロナも波が来る度に数字が大きくなるばかり。せっかくのお休みですのに今夏も思う存分に遊ぶ機会はお預けでしょうか。あちらこちらからため息が聞こえてきそうですね。

 

【着物3554】日本工芸会正会員 新里玲子作 宮古上布 黒緑色 小絣(栞 畳紙付)                             

【帯4390】国指定重要無形文化財 喜如嘉の芭蕉布 名古屋帯                           

 

【着物3548】本場夏琉球絣 濃藍色 格子に絣(反端 証紙付)                                          

【帯4388】麻地染名古屋帯 抹茶色 流水に撫子の図(余り布 紙札付)              

 

【着物3551】東郷織物製 夏大島紬 格子文(反端 証紙付)                                

【帯4392】国指定重要無形文化財 越後上布 八寸名古屋帯 亜麻色 幾何絣(証紙付)                            

 

次回は来週8月5日 (金) に更新予定です。

復帰50年の沖縄、あちこちで関連する展覧会が開かれていますが、きもの青木でも今夏は特に上質な沖縄の品々が集まってきているように思います。芭蕉布の着物や帯もこれまでにないまとまった数が入荷しておりますし、八重山上布の見事な絣の着物や彩り爽やかな帯もご紹介できました。今回の新里さんの宮古上布もうっとりするような美しさです。糸づくりからの手仕事となる上布や芭蕉布はとりわけ生産量も限られていますので、いろいろなお品がご覧いただけるこの機会にぜひじっくりと…と願っております。
先日出かけた日本民藝館では、沖縄の美 特別展が開催中。古い時代の品々はもちろんのこと、昭和時代の沖縄工芸として、首里織を今の時代に残すために尽力なさった宮平初子さん、ルバースミヤヒラ吟子さん、そして大城志津子さんの素晴らしい作品の数々も並んでおり、とても充実した時間を過ごすことができました。いつも思うことですが、民藝館の優しい空間は、丁寧な手仕事が尽くされた美しい品々の落ち着いた居場所になっていて、なんだか皆とても幸せそうですね。この展示はもうしばらくは会期もあることですし、ぜひ再訪したいものです。緑の多い駒場界隈、そういえば今年初めての蝉時雨をきいたように思います。

いつ誰が感染してもおかしくない状況ですね。猛暑が続く中ですが、
皆さま、体調にはくれぐれもお気をつけて、どうぞお元気でお過ごしくださいませ。