
銀座店
夏こそ着物でお出かけ
いよいよ二十四節気の「大暑」を迎えました。
文字通り、夏の暑さが本格的になる頃、まさに夏本番ですね。
「大暑」は二十四節気の12番目で、夏を6つに分けたうちの最後の節気。そして次に続く節気は「立秋」。暦の上では早くも秋が到来します。
でも、まだまだ今年の夏着物を楽しみたいですよね。 今回は「夏こそ着物でお出かけ」をテーマにコーディネートしてみました。
まずは、
「浴衣姿で落語を聴きに寄席へ」
浴衣姿で下駄をカラコロン・・・日本の夏の風物詩ですね。 浴衣を着てのお出かけ先の代表といえば、花火大会やビアガーデン。 花火大会は今年もまだまだ中止が多く残念ですが、 浴衣姿がぴったりなお出かけ先のおすすめが、寄席です。
漫才やマジックなどの息抜きコンテンツも盛り沢山だったりで、 気楽に楽しめる伝統芸能の落語には、浴衣姿がとっても似合います。 寄席によっては、「浴衣着用割引」がある所もあり、浴衣姿ウェルカムなのです。
浴衣(店頭限定P1-39)、帯(K-8281)、帯揚げ(R-811)、帯締め(S-223)、扇子(G-1959)
モダンな雰囲気の幾何学模様の有松絞りの浴衣には、辛子色の紗献上博多帯をアクセントにしてみました。
夏着物には、角出し結びがおすすめです。帯枕を使わずに結べるので、背中が断然涼しく、お太鼓結びより粋な雰囲気になります。
私も先日、有松絞りの浴衣で上野の江戸上野広小路亭へ行ってまいりました。18時からの公演でしたが、家を出たのは15時すぎのまだまだ暑い時間帯・・・。快適なお出かけのためには、暑さ対策が大事ですよね。
そこで下着のステテコです。
足さばきが悪くなりがちな木綿地浴衣でも、これを履いていればさくさくと歩けるのです。
銀座店で取り扱いしております高島ちぢみのステテコは、生地表面に凸凹があり汗をかいても肌ばなれがよく、通気性も抜群のお品です。
あとは、ウエスト補正のタオルに保冷剤を挟んでみたり、ステテコに冷感スプレーを掛けてみたり・・・。公演が終わった20時には、夜風が気持ち良く感じられた帰路になりました。
お次は、
「夏きもので美術館へ」
この時期、外の酷暑を忘れて楽しめる美術館も「夏こそ着物でお出かけ」にぴったりですね。 着物がテーマの企画展では、着物着用で入館料の割引特典があるところもあります。
ということで、丸紅ギャラリーで開催中の「『美』の追求と継承ー丸紅コレクションのきもの」展に行ってまいりました。 こちらは、着物着用でなんと入館料無料!
館内は着物姿の方がほとんどで、展示着物の素晴らしさを堪能しつつ、来館の方々の夏着物コーディネイトを拝見するのも楽しいひとときでした。 そんな着物好きの集まる場には、個性が光るこんなコーディネートはいかがでしょうか?
着物(B-2216)、帯(L-6148)、帯締め(S-402)、帯揚げ(G-1995)
暑い盛りにいち早く秋の涼風を感じさせてくれる蜻蛉柄の絽の付け下げには、銀糸の波紋にクールなエレガント感がある紗の袋帯を合わせてみました。
涼やか夏コーデには、足元もこだわりたいものですね。 ただいま銀座店では、きねやさんの麻白足袋も取り揃えています。
履いた時のサラリとした気持ち良さや、時折風が抜ける爽やかさは麻足袋ならではです。
連日の酷暑ではありますが、暑さ対策を万全に夏きものをお楽しみくださいませ。 銀座にお越しの際は、ぜひお立ち寄りくださいね。
銀座店スタッフ 篠原