セレクション情報
HPあおきセレクション更新のお知らせ (8/26)
八月もあと少し、長かった夏もそろそろ終わりが見えてきています。
空の色や朝夕の空気が微かな秋の気配を教えてくれますね。
【着物3583】日本工芸会正会員 石月まり子作 しじら織り 単衣着物
【帯4420】曽根武勇作 西陣織 朱珍 袋帯
【着物3577】単衣 訪問着 紅碧色 垣に萩の図
【帯4417】紗袋帯 亜麻色 七宝彩華紋
【着物3580】単衣 付下げ 深川鼠色 秋草の図
【帯4423】龍村平蔵製 本袋帯 銘「水衣錦」
次回は来週9月2日 (金) に更新予定です。
いつしか蝉の声は鳴りをひそめ、虫の音が勢いを増しているこの頃です。六月の梅雨明けから続く猛暑の日々からもそろそろ解放されるのでしょうか。今年は本格的な秋の訪れがとりわけ待ち遠しいですね。
まだまだ残暑は厳しい中ですが、青木セレクションでご紹介する着物や帯も、涼しげな薄ものから爽やかな単衣へ、そして袷のお品へと少しずつ移ってきています。風情豊かな秋草のモチーフが趣深い社交着、滑らかな大島や牛首からふっくらとした真綿系の紬、、ひんやりとした空気に包まれる頃を想像しながら次の季節の品々を手に取り、あれこれ考える時間もとても幸せなものですね。
折々の花、風物詩、季節の素材などなど、着物の世界ではなにかと時を待つことが求められますが、そこには不自由さよりも楽しみの方が大きいようにも思います。私も先ずは来月に出番を作っておきたい菊花の着物と帯、それぞれの取り合わせをあれこれ思案中。そんな時には暑さもすっかり忘れてしまいます。
お子さまがいらっしゃるお家では、夏休みもラストスパートですね。
皆さま、くれぐれもお体にお気をつけて、どうぞお元気でお過ごしくださいませ。