あおきDIARY

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セレクション情報

HPあおきセレクション更新のお知らせ (2/3)

明日は立春、最も厳しい寒さが続く時期ではありますが、

暦の上に春という言葉が現れることで、ほんのり心が明るくなりますね。

 

【着物3727】小紋 赤白橡色 葵散らし            

【帯4594】塩瀬地染名古屋帯 黒色 天神唐草文                               

 

【着物3725】本場結城紬 枯野色 藪柑子                         

【帯4598】浦野理一作 経節紬 名古屋帯 濃藍色 縞         

 

【着物3723】総刺繍 訪問着 更紗文                                 

【帯4590】西陣 洛陽織物製 袋帯        

 

次回は2月10日 (金) に更新予定です。

先週末に所用で出かけた名古屋や岐阜では、まだ数日前の大寒波の際の雪が少し残っていて、土曜日にはまた少し雪がちらほら。覚悟して相当な厚着をしておりましたが、この時期の冷え込みは本当に身体に堪えますね。
用事を済ませてホテルの近くを歩いていましたら、デパートの地下で見つけたのが餡麩三喜羅という生麩のお菓子。前々から気になっていたのですが、市内からは離れた場所のお店だからと諦めていたところでの出会いです。最後の一箱、迷わず購入してしまいました。モチモチの生麩でさらっとしたこし餡を包んだ麩饅頭ですが、これが塩漬けされた山帰来の葉で挟まれているところが独特です。山帰来といえば丸みを帯びた葉の形や艶やかな赤い実にとても趣きがあって、着物や帯などの柄にも好んで用いられていますね。なんとなく身近なようにも思いますが、食べ物関係で手にするのは初めてです。少し調べてみましたら、西日本では柏餅を挟む葉として使われているとのこと、柏餅の葉は柏の葉とばかり思っておりましたのでちょっとびっくり。柏の葉は食べられませんが山帰来の葉は食べられるそうで、この葉っぱの良い香りが麩饅頭にほんのりと移っており大変美味でした。東海地方は和菓子の名店がたくさんあり、いろいろ立ち寄ってみたかったのですが、今回は時間もなくてこれで終了。評判通りの良き一品でございました。

凍えるような寒さが続いています。
皆さま、どうぞくれぐれもお身体大切にお過ごしくださいませ。