セレクション情報
HPあおきセレクション更新のお知らせ (3/3)
今日は桃の節句、ここしばらくの東京はずいぶん気温も上がってきて、また一段と春めいてきましたね。
3月は恒例の特選会。いつもに増して入念にお選びしたラインナップをご用意しておりますので、どうぞお楽しみに!
【着物3752】本場白大島紬 九マルキ十の字
【帯4630】久呂田明功作 縮緬地染名古屋帯 枝垂れる花枝の図
【着物3749】浦野理一作 経節紬 湊鼠色 無地
【帯4627】国画会会員 小島秀子作 紬織名古屋帯 銘「希望の日」
【着物3755】浦野理一作 縮緬地小紋 淡い薄花色 松に枝垂れ桜
【帯4624】浦野理一作 経節紬 名古屋帯 赤白橡色 無地
次回は3月10日 (金) に更新予定です。
随分日も長くなってきて、まもなく本格的な春の到来ですね。つい先週までは気づかなかったブルーベリーの花芽もふっくらとふくらんで、明るい色に染まってきました。そろそろ厚手のコートから解放されて、軽やかに歩き回れそうですね。
さて、今年も特選会の季節が巡ってまいりました。いつものセレクション商品もしっかりと選び抜いた素敵な品々をご紹介しておりますが、特選会となりますと、スタッフの私たちも作業の手を止めてつい眺めていたくなってしまうような逸品が揃います。この十年ほどの間に、染め織り共に随分多くの優れた作り手さんが他界なさいました。今ここにある美しい作品たちも、多くが新たに制作されることは叶わなくなっています。が、生涯をかけて磨き上げた技を尽くした着物や帯はこのように大切に遺されており、これからも人から人へと受け継がれながら長く命を保ち続けることと思います。私たちの仕事は、作り手さんの思いが込められた着物や帯を求める方へときちんと繋ぐこと。ひとつの世代より永い時を生きる美術品のような染織の頂点を、ぜひ多くの方に楽しんでいただきたいと願っています。
今年もまた花粉に悩まされる時期となりましたね。昨年と比べて飛散量も随分多いとのこと、いろいろなグッズや薬でガードしつつ、
皆さま、どうぞ良い季節をお楽しみくださいませ。