セレクション情報
HPあおきセレクション更新のお知らせ (4/21)
明るい陽射しの下でハナミズキもツツジも満開です。
今日の東京は26度との予報、晩春を通り越してもう初夏の気配ですね。
【着物3802】東郷織物製 夏大島紬 黒色 絣縞(反端 証紙付)
【帯4685】久呂田明功作 絽塩瀬地 染名古屋帯 芙蓉の花図(落款入 二部式)
【着物3805】刺繍 単衣 訪問着 蒸栗色 松梅に菊花など
【帯4682】西陣 河合美術織物製 絽 袋帯
【着物3799】本場結城紬 単衣 秘色色 無地(反端 証紙付)
【帯4679】久呂田明功作 絽縮緬地染名古屋帯 辻が花文(落款入)
次回は4月28日 (金) に更新予定です。
初夏へと季節が向かうにつれて、太陽の力もぐんぐんと増してきています。そろそろ日傘を用意しておかなくてはなりませんね。洋服の時は持ち運びに便利な晴雨兼用の折り畳み傘につい頼ってしまいますが、着物のお供にはやはり気に入った長傘をと思います。本来ならばきっちりとUVカットしてくれる素材のものが一番ですが、綺麗な影が映る昔ながらのレースの風情も手放し難いもの。天然素材ですがインドの野蚕、タッサーシルクやムガシルクの糸は強烈な紫外線からもしっかりと蛹を守る力があるとのことですから、日傘としてもなかなか有効だそう。これらの布は素材そのものに表情がありますので、着物にもとても良く似合いますね。
アジアの布といえば、昔インドのカンタ刺繍のサリーで日傘を作ったことがありました。ごく薄くて張りのある絹地に素朴なステッチでいろいろな動物や植物が表現された楽しい柄ゆきです。小ぶりであまり実用的ともいえず、またちょっと合わせる着物を選んでしまいますが、視線を上げるたびに目に入ってくる様々なモチーフにわくわくしてしまう、大好きな日傘です。古い上布や木綿の着物を解いた布で傘を作る方もいらっしゃるようですね。夏の必須アイテム 日傘、久しぶりにまたいろいろ試してみたくなってきました。
夏日のような気温にはまだまだ身体がついていけませんね。
皆さまどうぞ体調にお気をつけて、お元気でお過ごしくださいませ。