あおきDIARY

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セレクション情報

HPあおきセレクション更新のお知らせ (6/30)

まとわりついてくるような湿気に暑さがより重く感じられる毎日です。

今日で6月も終わり、梅雨明けまでもう少しの辛抱ですね。

 

【着物3868】宮古上布                        

【帯4769】国画会 小島悳次郎作 生平麻地 型絵染 名古屋帯                           

 

【着物3865】紋紗地 刺繍訪問着 黒色 枝花の図                

 

【着物3871】国指定重要無形文化財 喜如嘉の芭蕉布                                                                   

【帯4763】城間栄順作 紋紗地 本紅型 染名古屋帯                                                 

 

次回は7月7日 (金) に更新予定です。

箪笥から出した古い畳紙を広げながらあれこれ考えておりましたら、もうずいぶん前にお店を閉じてしまわれた、ある呉服屋さんのことをふっと思い出しました。呉服屋さんからいただく畳紙はお店の個性がそれとなく感じられて楽しいものですが、こちらでは表に書いてくださるご主人の筆がなんとも美しかったことが強く印象に残っています。達筆だとか読みやすいということとはまた別に、さらさらと文字が記されることでこちらの畳紙が完成すると申しましょうか。文字には人となりが映し出されてしまうものですが、この上なく誠実なお人柄がそのまま表れた実に温かな筆でした。いろいろ貴重なお話を沢山聞かせてくださいましたが、遠くへ転居されたことが残念です。さて新しく届いた畳紙にも一筆書き添えて、とまいりたいところですが、如何せん腕に覚えなし。せめて和紙を傷めないように、大人しく小さな付箋で整理しようと思います。

ただならぬ蒸し暑さで、なかなか体調管理も難しいですね。
皆さま、どうぞくれぐれもご自愛くださいませ。