あおきDIARY

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銀座店

夏の終わりに

お盆が過ぎ、ツクツクボウシの鳴き声が聞こえてくるようになると、暑さの中にもどこか秋の気配が漂ってきますね。 今夏はこれまでのさまざまな制限がなくなったこともあり、久しぶりに夏らしい日々を過ごせたように思います。

見上げた空には鱗雲。季節の移ろいを感じました。

近年の凄まじい猛暑にはくらくらしますが、お祭りや花火大会、ビアガーデンなど夏の風物詩が復活したのは嬉しいですね。 先日は4年ぶりに開催された八王子のお祭りに浴衣で出かけてきましたが、 たくさんの屋台が立ち並び、山車があちこちを巡行していて、人々が醸し出す熱気はこれぞ日本の夏!といった風情でした。

もう暦の上では秋とはいえ、まだまだ暑い日が続きそうですね。 季節の変わり目になると、何を着ようか迷ってしまうという方も多いと思います。 ここ数年は9月といえど30度を超える日も珍しくありませんから、秋単衣のシーズンが始まっても、すぐに本格的な秋の装いには踏み出せないという方も多いのではないでしょうか。

今回はそんな季節の変わり目におすすめしたい秋口の装いをご紹介したいと思います。

着物:A-3852、帯:K-9123

さらっとした手触りの絹縮に、透け感のない夏名古屋帯を合わせたコーディネイト。 シャーベットを思わせる細やかなシボはまだ暑さの残る季節にもさらりとお召しいただけます。

今回合わせたのは夏帯ですが、透け感のないこっくりとした色使いなので初秋のお出かけにおすすめの一枚です。

そして麻や夏紬地の帯は暑さが残る初秋におすすめです。オンラインショップではご紹介しきれない帯もいろいろに取り揃えています。

続きまして、改まった改まったお出かけ、お呼ばれには紗合わせの着物はいかがでしょうか。

着物:B-3423、帯:L-5648

以前は限られた期間しか着られないと言われた紗合わせですが、現在では着用時期も長くなり単衣時期にもお召しいただけます。

こちらはモノトーンで波文が描かれた訪問着に市松文様の袋帯を合わせました。

波文は初夏と初秋、どちらにもお使いいただけますので小物や帯合わせで季節感を楽しんでみてください。

合わせた帯締めは、大人気の綾竹組。秋色豊かに取り揃えています。

そしてこの季節に活躍してくれるのは、絽縮緬。

夏物と単衣の中間に位置する絽縮緬は季節の変わり目に活躍してくれます。 人気の色無地も絽縮緬素材で秋口のお茶席に重宝ですね。

残暑が厳しい昨今、まだまだ活躍してくれる麻素材。

最後に、秋色の小千谷縮にくすみカラーの麻帯を合わせて、夏の名残を感じるコーディネイトはいかがでしょうか。

着物:A-3850、帯:K-9015

猛暑続きだった今年の夏も、終わりが見えてくると少しさみしい気持ちになってしまうものですね。

秋本番まではもう少しかかりそうですから、それまでは夏にお世話になった着物たちのお手入れをしたり襦袢の襟を縫い付けたり…
過ぎゆくときを惜しみつつも、着物のハイシーズンを楽しみに、来たる季節に向けての準備をしたいと思います。

銀座店では、秋に向けた着物や帯などが続々入荷しています。 商品のお問い合わせやコーディネイトのご相談などお気軽にお申し付けくださいませ。

皆さまのご来店をスタッフ一同心よりお待ちしております。

銀座店 勝田

『きもの青木銀座店』

TEL03-3564-7171
営業時間 11:00~18:00
定休日:月・火曜日

ご来店の際には是非ご予約をおすすめいたします。ホームページから、またはお電話でも承っております。

皆様のご来店を、スタッフ一同心よりお待ちしております。

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