あおきDIARY

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銀座店

更紗のお柄に魅せられて

皆様、こんにちは。秋晴れの空が高く、空気も澄み渡り、お着物姿が一段と美しく映える季節になりましたね。お着物ライフ、楽しんでいらっしゃることとと思います。

爽やかで気持ちのよい都会の秋景色

そして、芸術の秋ですね。都内もあちらこちらで、美術展が開催されています。 ワタクシもお友達親娘と連れ立って、大倉集古館で開催されている更紗展に行ってまいりました。

《恋し、こがれたインドの染織-世界にはばたいた布たち-》と題され、一堂に集められた更紗の魅力的な布たち。

更紗の発祥はとても古く、インドでは紀元前3世紀頃から特産である木綿の布地に手染めした布が存在していたそうです。

更紗の命名の由来には、諸説あるようですが、インドの言葉で”極上の布”を意味するsarasso,sarasses(サラッソ)などからきているとか。

間近で見る手描きや木版で描かれた架空の動物や植物の緻密でエキゾチックな色柄には、なんとも異国情緒を掻き立てられるものです。

貿易が盛んになった時代、インド更紗の技術は世界へ広がり各地の文化とミックスされ、ペルシャ更紗、オランダ更紗、バティックと呼ばれるジャワ更紗などの独自の発展を遂げた数々の布たちに変化し根付いた、という歴史的な側面はとても興味深いものでした。

インド更紗の魅力といえば、なんといっても力強いエキゾチックな文様、そして生命力の象徴とされる茜を原料とした色鮮やかで印象的な赤い色でしょうか。

当店の名古屋帯の中にも、この流れを汲むとても目を引くお品がありました。

インド更紗 名古屋帯(K-9254

我が国にも伝わったインド更紗は、長い時を経て日本各地でも発展を遂げ、和更紗のかたちで定着しています。今もモダンで美しいファブリックとして、また異国情緒と和の文化が融合した流れの江戸更紗や京更紗、木版更紗などに代表される着物や帯として、私たちの目を楽しませてくれますね。

銀座店の青子さんも更紗帯で

着物(A-3714)帯(K-9191

紅花紬のお着物にカラフルな差し色に控えめな金彩の更紗柄の名古屋帯でお客様からの注目を集めています。

只今銀座店では、多彩な更紗柄の帯が入荷しておりまして、どちらの帯もそれぞれとても魅力的です。

名古屋帯 左から(K-8640)(K-9253)(K-9310

洒落袋帯 左から(L-6050)(L-6039

一味違う華やぎのある更紗も

名古屋帯 左から(K-8675)(K-9243)(K-9251

こちらは、秋のお出掛けやお集まりに、綺麗色の織のお着物に西陣老舗さんの更紗柄の袋帯の明るいお色目のコーディネイトはいかがでしょうか?

着物(A-3860)帯(帯4812)帯締め(S-408)バッグ(G-2304

こちらは、艶やかな織のお着物とムガシルク地に緻密な刺繍で正倉院更紗のお柄を表現した洒落袋帯を合わせ、こなれ感のあるコーディネイトです。レストランにお出掛けなどのお出かけも気分が上がりそうです。

着物(A-3883)帯(帯4875)帯締め(店頭限定 P5-605)バッグ(G-2735

ワタクシはこの数年、江戸更紗のお着物と出会いたいと楽しみにしておりますが、皆様の欲しい物リストはどんなお品なのでしょう?夢は広がるばかりですよね。

銀座店は、お陰様で周年祭特選会の10月も多くのお客様に足を運んで頂き、誠にありがとうございます。

皆様のお着物ライフが益々楽しいものになりますよう、お役に立てていただけますようスタッフ一同願っております。

秋本番、お茶のお席でのお着物、華やかなパーティーシーズンの訪問着など、多彩なお品物をご準備して、皆様のご来店をおまちしております。

混み合う時間帯もございますので、ご来店のご予約をいただくとスムーズにご案内できますので、ぜひご利用くださいませ。

銀座店で、皆様方と秋のお支度のお話ができることを楽しみにお待ちしております。

銀座店 橋本

『きもの青木銀座店』

TEL03-3564-7171
営業時間 11:00~18:00
定休日:月・火曜日

ご来店の際には是非ご予約をおすすめいたします。ホームページから、またはお電話でも承っております。

皆様のご来店を、スタッフ一同心よりお待ちしております。

※ブログ内でご紹介させていただきました商品は一点ものが多いため、すでに販売済の場合もございますのでその旨ご了承くださいませ。