あおきDIARY

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銀座店

歌舞伎座に観る景色

風薫る5月。暑さの前の束の間の爽やかな季節、皆さまいかがお過ごしでしょか。

東京のお祭りも、浅草三社祭を皮切りにあちこちで始まりますね。銀座店の前を足早に通り過ぎていく半纏姿のいなせなお兄さんを見かけると、ちょっとわくわくしてしまいます。

銀座店のそばのスクエアガーデンにもこんな風情豊かな設えが登場しています。

葦簀の内側は、木漏れ日の綺麗なお休み処。

お神輿の準備も始まっています。

生まれも育ちも東京の私は、この時期になると自然と胸が高鳴ります♪

先日久しぶりに歌舞伎座で坂東玉三郎さんと片岡仁左衛門さんの名コンビの演目を満喫してまいりました。

その演目の一つが、『神田祭』。人間国宝のお二人が醸し出す全てが、私の心の栄養です。

10代の頃、観劇好きの母に連れられて、歌舞伎座で玉三郎さまを観て、この世のものとは思えない、美しいという言葉では表現しきれない特別なオーラと存在感に圧倒され、釘付けになって以来数十年。益々のご活躍に、今回もシビレ、堪能させていただきました。

歌舞伎座という特別な場所で表現されている鮮やかなあらゆる色彩の中で、玉三郎さまの存在を更なる高みへと導く様な幻想的で真っ白な肌、衣装の艶やかで上質な限りなく深い黒、その中に際立つ深緋。

私は若い頃より、この日本を象徴するような和の色の虜になっています。

いまもその想いは変わらず、歌舞伎座でみる白、黒、赤の美しさに心ときめき、自分の着装にこの色を取り入れると、不思議と気持ちが落ち着きます。

おすすめのテイストの小物たち、集めてみました。

下駄(G-3021)、帯締め(S-317)、帯揚げ(店頭限定 P6-549)

帯揚げ(R-702)、帯締め(上から)(S-502)(G-2903)(G-2716

歌舞伎俳優さんのお家、お好み、演目などに端を発している柄名、色名はとても数多くありますね。コーディネートにそんなあれこれを取り入れるのも、観劇の装いならではの素敵な楽しみですね。

歌舞伎座の魅力は多岐に亘りますが、その中の一つが贅沢な緞帳。

言わずと知れた、川島織物製

日本画の巨匠 横山大観氏の『霊峰飛鶴』

古代裂の復元に始まり、織物を美術品の域にまで高めた初代龍村平蔵氏をトップブランドとして名高い龍村美術織物製

龍村美術織物製

どの作品も圧巻の迫力です。

どれだけの繭が使われているのだろう、などと野暮なことはさておき、非日常の世界を存分に楽しんでまいりました。

さて、当店の日常にも西陣の逸品がございます。

龍村平蔵製 夏袋帯(帯5129

川島織物 夏帯 左(L-7357)右(K-9049)

この夏のお出かけにいかがでしょうか。

ご贔屓さんの舞台へと歌舞伎座にお出掛けになる前に、当店にお立ち寄りくださるお客様も多くいらっしゃいます。素敵なコーディネートに我々スタッフも目の保養をさせていただいております。

只今、銀座店では、大人気の竺仙さんの浴衣をはじめ、夏着物が続々と入荷しております。

新着情報はインスタグラム《todays_kimono》で発信しておりますので、ご覧くださいませ。

皆様の心に響くのはどの様なお品でしょうか?

お茶会やお稽古、晴れの日の訪問着など、皆さまのご着用シーンに合わせた着物や帯、また帯揚げや帯締め、バッグ等様々な小物まで、お好みのコーディネートを完成できる商品を豊富に取り揃えております。皆様のご来店をスタッフ一同、心よりお待ちしております。

銀座店 橋本

『きもの青木銀座店』

TEL03-3564-7171
営業時間 11:00~18:00
定休日:月・火曜日

店内混み合う状況もございますので、ご来店予約を頂くと比較的スムーズにご案内できます。ぜひ、ご来店予約フォームをご利用くださいませ。

※ご予約なしでもご相談を承っておりますが、ご予約のお客様を優先して対応させていただきますので長時間お待たせしてしまう場合もございます。コーディネートのご相談やお着物や帯をご持参いただく場合は、ご予約をおすすめしております。

皆様のご来店を、スタッフ一同心よりお待ちしております。

※ブログ内でご紹介させていただきました商品は一点ものが多いため、すでに販売済の場合もございますのでその旨ご了承くださいませ。