あおきDIARY

きもの青木からお伝えしたいこと、
新しく届いた着物や帯のお知らせ、
ときどき急ぎのご連絡

銀座店

師走の銀座、きもの青木と紫根染と私

今年のカレンダーも残すページはあと一枚、師走に突入しました。

銀座店からほど近いスクエアガーデン前のイルミネーションが夜を彩り、きぜわしい毎日をクリスマスの楽しさで盛り上げてくれています。

きもの青木店内でも年末年始の華やかな着物や、小物たちが日々入荷して所狭しと並んでいます。

その中で、私の心を温かくしてくれるのが、紫根染の着物です。

東北出身の私が"銀座きもの青木"で働くことへと繋がった、不思議なご縁をこの着物に感じるからです。

スマホもSNSもまだ普及していない時代、地方に住む着物好きの私は、町の本屋さんに並ぶありとあらゆる着物雑誌を読み漁っていました。

その雑誌の中でも、色とりどりの帯締めがずらりと並ぶ大きなガラスケースが印象的な着物屋さん、一際目立つ存在が"銀座きもの青木"でした。「行ってみたい」と言う気持ちより「このお店で働いてみたい」というのが第一印象に残ったのを今、思い出しています。

そんな私の大切にしている着物に、南部紫根染の一枚があります。
その着物は祖母が誂えて、母から私へと引き継がれたものです。祖母が着ていたころから、母の着る姿を見るたびに、いつかは私も着てみたい!とずっと想い続けた一枚です。

もちろん、きもの青木の面接にも気合いを入れてその紫根染を着て挑みました。

大変貴重な紫根から生み出される色と絞り染の美しさ、色の滲み…私に底知れぬパワーを与えてくれます。それは、故郷への愛や、憧れのお店で働いている今へと繋がる感謝の気持ちが溢れてくるからだと思います。

皆様にもそんな想いのこもったお着物があるのではないでしょうか。

ただ今、銀座店にある紫根染のお着物は盛岡の草紫堂さんの幾何模様と、みちのく白鷹の里工房さんの漢方染の2枚があります。タイプの違うとても美しい紫根染をぜひご覧いただきたいです。

草紫堂製紫紺染着物(着物4252

みちのく白鷹の里工房製 漢方染 着物(着物4322

南部紫根染を愛してやまない私なりの、クリスマスやお正月に軽くお出かけするコーデを考えてみました。コーデを考える時間って、ホント楽しいですよね。

塩瀬帯装飾花菱文[H-0191]、帯揚げ [R-96]、帯締め[J-406]

塩瀬名古屋帯[H-0199]、帯揚げ[R-08]、帯締め[G-3148]

宝尽くし名古屋帯 [H-0206] 、帯揚げ[G-3174]、帯締め[G-3167]

今年もあとわずかとなりました。

年末年始にはお着物でお出かけするご予定の方もいらっしゃる事と思います。

銀座店では12月26日が今年最終日でございます。年始は1月8日からの営業となっております。

詳細は「年末年始営業のお知らせ 2024-2025」をご覧くださいませ。

銀座にお越しの際には是非お立ち寄りくださいませ。
スタッフ一同心よりお待ちしています。

銀座店 田中

『きもの青木銀座店』

TEL03-3564-7171
営業時間 11:00~18:00
定休日:月・火曜日

店内混み合う状況もございますので、ご来店予約を頂くと比較的スムーズにご案内できます。ぜひ、ご来店予約フォームをご利用くださいませ。

※ご予約なしでもご相談を承っておりますが、ご予約のお客様を優先して対応させていただきますので長時間お待たせしてしまう場合もございます。コーディネートのご相談やお着物や帯をご持参いただく場合は、ご予約をおすすめしております。

皆様のご来店を、スタッフ一同心よりお待ちしております。

※ブログ内でご紹介させていただきました商品は一点ものが多いため、すでに販売済の場合もございますのでその旨ご了承くださいませ。