
季節のおすすめ
TPOに合わせたお祝い着で 特別な日を華やかに
年明けからあっという間にひと月が過ぎました。 まだまだ厳しい寒さが続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
新年は成人式や初釜などで晴れ着を楽しまれた方も多いと思いますが、これから春に向かってお祝い着の出番がより多くなりそうですね。
とりわけお子様にまつわる行事で着物を着られる方も多いと思います。ご誕生のお祝いから卒業式や入学式など、それぞれの節目にぜひ着物姿で花を添えたいものですね。
お祝い着にもTPOがありますので、季節や場所、目的などに合わせ、その場にふさわしい装いでお洒落を楽しみたいものです。 そうした装いの幾つかの例をご紹介しましょう。
1.お宮参り~七五三 祝意溢れる優しい装いで

お宮参りは出産の無事への感謝と、お子様の成長を願って氏神さまにお参りする儀式です。お祝いの掛け着を着た赤ちゃんを母親や祖母が抱いて参拝しますが、 その時の母親の着物は訪問着や付下げ、紋付きの色無地などがよろしいでしょう。
色調は優しく、柄付けもさっぱりとしたおめでたい吉祥文様や古典文様が好まれます。帯も有職文様や吉祥文様を織り出した袋帯や名古屋帯を合わせて品格のある装いを。
七五三や十三参りも同様に主役のお子様を引き立てるよう、控えめな地色と柄付けの訪問着や付下げ、紋付きの色無地や江戸小紋を着用します。 なお七五三は秋の行事なので、季節を感じさせる色柄を纏うのもお洒落ですね。
2.卒業色・入学式 正統派のセミフォーマルで
かつては色無地や小紋に紋付きの黒羽織を合わせるのが定番だった時代がありましたが、現在は訪問着や付下げ、一つ紋付きの色無地や江戸小紋を着用するのが一般的です。
色調は明るく晴れやかで、柄は正統派の古典文様や季節を問わない四季花や御所解、宝尽くしや唐花文などが便利ですが、春らしい風物を表す模様を身につけるのも楽しいですね。
こちらも七五三と同様、主役はお子様なので出過ぎず、控えめな色柄が好まれるようです。なお入学式はこれから人間関係を築いてゆく方々との出会いの場なので、装いも多少控えめに。対して卒業式は慣れ親しんだ方たちとの記念の日ですので、華やかな装いを楽しみましょう。

3.祝賀会やパーティ 会趣や規模に合わせて

お祝い事やパーティは授賞式や祝賀会、記念式典など様々ですが、装いは会場の場所や規模、格によっても変わってきます。
例えば和風のお席なら季節の色柄をふんだんに取り入れたもの、ホテルやレストランでは洋風のデザインや鮮やかな色彩のものなども素敵です。また格式ばらない内輪の集まりには特徴のある織りや染めのもので、趣味性の高い色柄なども楽しいですね。
このほか、ご婚礼の際は親族の方々は紋付きの第一礼装の着用が必要となりますので、その場面場面でのTPOや格を考慮し、個性を際立たせる装いをお楽しみくださいませ。
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