季節のおすすめ
お茶のお正月『炉開き』に、江戸小紋を
街が色づき、秋の香りが深まり、空気がひんやりとしてくると、なぜか心が弾んできます。
そうです、また今年もお茶のお正月がやってきます。
待ちに待った炉開きです。
それまで閉じていた炉を開いて火を熾し、新茶を戴くと、心がすっと引き締まり、気分も改まります。皆で新たな年を迎えられる、ありがたくて嬉しい瞬間です。
それでは今シーズンも張り切って参りましょう!
お茶室への持ち物やお道具の準備にも気合いが入りますが、やはり気になるのが着物選びですね。
正式な茶事や茶会なら紋付きの色無地や訪問着に格高の袋帯が適切ですが、炉開きの多くはお稽古を兼ねた社中の行事となりますので、華美になりすぎず、それでいて品格の高い装いとなるとやはり江戸小紋が便利でしょう。
*参照コラム
《お茶ときもの、あれこれvol.3 ― 名残の茶から口切りへ》
《今日は着物で。 vol.1 江戸小紋を着る日》
《礼を尽くした装いで -色無地・江戸小紋》
定番の三役、五役の定め柄はフォーマル度も高く、その凛とした雰囲気はまさにお茶席に適った装いといえましょう。さらに一つ紋を入れれば準礼装となりますので、幅広い場面で着用できて重宝です。
角通し(小紋三役) 縦横垂直に規則正しく並ぶ点の柄。
(信濃戸田家)
縦にも横にもまっすぐ筋を通す、という意を含む。

万筋(小紋五役) 極細の縞が垂直に走る柄。
まっすぐ筋を通す、という意を含む。

雨縞(いわれ小紋) 雨が降った様を表現した縞。
いわれ小紋の中でも洒落た人気の柄
>そのほか、江戸小紋はこちら
合わせる帯は有職文や古典文様の織名古屋帯や袋帯、また季節感を意識した秋柄の染帯なども素敵です。
そして江戸小紋はお茶席以外でも大活躍。
例えば入学式や卒業式などの式典やちょっとしたお呼ばれ、またお友達とのお食事会など、帯合わせや小物を替えれば様々なシーンに対応してくれます。一枚あると心強い味方ですね。
お茶の新シーズンも始まり、いよいよ着物で活動する季節となりました。この秋もご自身を際立たせる一枚を見つけにいらしてくださいませ。
きもの青木がお手伝いさせていただきます。