季節のおすすめ
お茶席の着物 秋ひとえの準備を始めましょう
暑さ厳しい折、皆様いかがお過ごしでしょうか。
盛夏の頃にはお稽古がお休みのところも多いと思いますが、洗い茶巾や葉蓋など、涼感を取り入れた清々しいお手前で暑気を払う、そんなひと時も、この時期ならではの風情があって良いものですね。
そうこうしているうちにも季節は進み、気づけば秋はすぐそこ。同時にお稽古も再開して、いよいよ本格的なお茶のシーズンの始まりです。お着物の支度も万全にしておきたいですね。
まずは単衣の準備から始めましょう。
単衣について
かつて単衣は6月と9月に着るものでしたが、昨今の気候変動の影響により 夏前は5月~6月、秋は9月~10月にも着用可能とされています。
お茶は火の前での作業が多いこともあり、体感温度に応じて身体に負担のかからない着衣も大切な心得。単衣を十分に活用したいものですね。
秋向きの単衣
袷の季節に向かう過渡期なので季節感、色味や柄付けに留意したいものです。
9月初旬はまだ暑さが厳しいので、夏帯を合わせて涼感を残します。モチーフも流水や秋草など涼やかなものを。
中旬、下旬は秋本番に向かって徐々に落ち着いた雰囲気に変えて行きましょう。
色も黄系や茶系を加えたり、同じ色でも淡色から濃色へと変化をつけるなど、「季節の移ろい」を意識したものを。
訪問着や付下げ
改まったお茶会に着用する訪問着や付下げは、華やかさの中にも楚々として品格のある色柄のものを。
紅葉や菊、葡萄など、季節ならではの柄を纏うのも素敵ですね。
また季節を問わない古典文様、吉祥文様、四季花の柄などは幅広いシーンに着用できますし、春・秋の両方の柄が描かれた春秋柄もどちらの単衣シーズンにも対応できて便利です。
色無地
何枚あっても重宝いただける色無地。
シンプルにして端正、合わせる帯次第でお茶の席以外にも様々なシーンに対応できる必携のお着物です。
地紋は吉祥文や有職文、正倉院文などスタンダードなものを。一つ紋をつけておくと準礼装となり、お茶席にはとても便利です。
小紋、江戸小紋
左:8月中入荷予定小紋、右:【C-3210】単衣 江戸小紋 万筋
お稽古や大寄せのお茶会には飛び柄の小紋や江戸小紋を活用しましょう。
格式ある古典柄の名古屋帯を合わせれば、好感度も高く、きちんと感も充分な装いとなりますね。色無地同様、江戸小紋にも一つ紋を入れておくと格高となり、お茶席に安心です。
帯や小物の合わせ方
左:【L-9021】西陣製 袋帯、右:【H-1234】西陣製 織名古屋帯
暑さの残る9月初旬は夏帯、夏の素材のものを合わせる方が多いかと存じますが、秋寄りの色柄を選ぶことで、ぐっと季節感が上がります。
中旬を過ぎましたら、気候に応じて少しずつ透け感のない帯に変えて行きましょう。
悩みがちなこの時期にも便利なのは、いわゆるスリーシーズン帯(※)。商品によって真冬以外向けなのか、真夏以外向けなのかは差異がありますが、空調の行き届いた現代の生活空間ではほぼ季節を問わずお使いいただけますので、ぜひご活用いただきたいアイテムです。
※西陣系のフォーマル帯などで昨今増えてきており、ごく軽い透け感、薄手の芯を用いた仕立てによって、真冬の厳寒期、或いは盛夏の酷暑の頃を除いて、またはオールシーズンに近く使えるように制作された帯
帯揚げ、帯締めなどの小物も、帯と同様に夏ものから徐々に袷用に変えて行きましょう。
また空模様も不安定な時期でもありますので、突然の雨対策に雨コートや草履カバーなどのご準備もどうぞお忘れなく。
遵守すべき点
お茶は時節の営みを重んじ、周囲との調和を大切にする場です。
よりフォーマルな場面では、着衣等につきましても暦を重視する社中も多く、折々のコーディネイトをお考えの際には、予め茶趣や先生のご意向などをご確認なさいますと安心かと存じます。
これからの季節、お茶席に必要な着物や帯のお支度にきもの青木をぜひご利用くださいませ。
きもの青木 銀座店からのお知らせ
きもの青木 銀座店は現在、ビル設備工事のため同ビル5階にて営業中です。
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