皆さま、こんにちは。お元気でお過ごしですか?
4月も中盤をすぎて、藤や花水木など初夏の花々が美しい季節となりました。
今年の春は、入学式と思われる親子連れのお母様方の素敵なお着物姿を街なかで沢山拝見致しました。
桜の景色の中にエレガントなお着物の晴れやかな着姿を見られるのは、日本人で良かったとほのぼのとする一コマです。
日に日に変わる銀座店の周りの景色も色々な花々が咲き誇り、銀座の街を華やかに彩っています。
さて、この爽やかな気候をむかえるとそろそろ夏物のお支度が気になりますね。
今回のお知らせは、当店でも毎年大人気の竺仙さんの新作夏物小紋反物の第一弾が入荷致しました!
竺仙さんといえば、江戸小紋や浴衣で有名な日本橋の老舗さん。 きもの青木では、季節に先駆けいち早く今年の新作を反物でご用意させていただきました。 私どもも皆さまにご紹介できるのを楽しみにしておりました。
この様にご用意しておりますので、ぜひ、お早めにご覧くださいませ。
【 綿紅梅 】
【 綿絽】
【 奥州小紋 】
【 松煙染小紋 】

松煙染小紋 流水に楓(D-3770)
この他にも色柄お選びいただけますので、是非店頭でそのお品の素晴らしさを実感してくださいませ。
また、それぞれの反物にピッタリの半幅帯、博多帯、麻の夏帯も入荷しております。コーディネートも受け賜りますので、どうぞご相談くださいませ。
竺仙製 手拭いもご用意しております
(G-3266 左から A/B/C)
なお、今回のご案内は、反物での販売になります。お好みの反物で、マイサイズでお好みのお仕立て方法で…そんなお誂えのお楽しみもぜひ味わってくださいませ。
お仕立てのご相談は、ホームページでもご紹介しております「悉皆の吉本さん」、ご訪店不要の「着物工房なぎさ」さんをご利用くださいませ。
*竺仙さんスタイルに合わせたいアイテム
竺仙さんの浴衣には白襟を入れて真っ白な麻の足袋の涼しさを感じながらの装いがおすすめです。浴衣にも夏着物としてのキチンと感が加わり、江戸の風を感じるお気に入りの夏小紋となってくれることでしょう。

➀ ひんやり長じゅばん き楽っくプレミアム(F-670)
➁ 綿麻肌着 高島ちぢみ(T-S51)
➃ 麻足袋(T-251)
➄ 綿麻すててこ 高島ちぢみ(T-63)
➅ 東レ 絽長襦袢 爽竹(F-545)
➆ パナマ風カレンブロッソ(G-1980)
➇ カレンブロッソコパッソ(G-1978)
➈ 畳表カラス 下駄(G-2630)
➉ 浴衣に使いやすい巾着バッグ(G-2693/G-2649)
この夏も快適な装いで、皆様のお着物ライフが楽しいものになりますよう、スタッフ一同皆様のご来店をお待ちしております。
また、店内混雑することもございますので、ご来店予約をいただくとスムーズでございますので、ご利用くださいませ。
銀座店 橋本
『きもの青木銀座店』
TEL03-3564-7171
営業時間 11:00~18:00
定休日:月・火曜日
店内混み合う状況もございますので、ご来店予約を頂くと比較的スムーズにご案内できます。ぜひ、ご来店予約フォームをご利用くださいませ。
※ご予約なしでもご相談を承っておりますが、ご予約のお客様を優先して対応させていただきますので長時間お待たせしてしまう場合もございます。コーディネートのご相談やお着物や帯をご持参いただく場合は、ご予約をおすすめしております。
※ブログ内でご紹介させていただきました商品は一点ものが多いため、すでに販売済の場合もございますのでその旨ご了承くださいませ。
日毎に気温が高くなり日中はコートが要らないくらいの気候になりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
3月は毎年恒例の『春の特選会』が開催中です!おかげさまで大変ご好評いただいております。後半もぜひお楽しみいただければと思います。
ソメイヨシノの開花が待たれるこの頃ですが、銀座店にほど近い京橋スクエアガーデンの裏通りでは一足早く河津桜が見ごろを迎えています。
ビル街に咲く華やかなピンク色が心を和ませてくれます。お買い物の帰りに散策してみるのもおすすめです!
この季節、銀座店は週替わりで多様多種な桜がお目見えします。
この週はフリルのような花びらが可愛らしい『アンギョウザクラ』です。
そして毎年この季節になると増えてまいりますのが、卒業式や入学式のためのコーディネートのご相談です。
特別な機会だから着物を着てみたい!でもどんなものを選んだら良いのかしら?
小物はどのように合わせたらいいの?とお悩みの方も多いかと思います。
入学式の装いは、お通いになる学校の父兄の方の雰囲気やお考えにも左右されますので、一概には申し上げられませんが、一般的には紋付の色無地から付け下げ、四季花や吉祥文の控えめな訪問着をお召しになる方が多く、一方で、卒業式は慣れ親しんだ方たちとの門出となる記念の日ですので、入学式よりもやや華やかめの装いを選ぶお客さまが多いようです。
今回は、いくつかご参考にしていただきたいコーディネートをご紹介いたします。
トータルコーディネート
控えめな付下げに春らしいモチーフを取り入れた帯をコーディネート
柔らかいピンクベージュに淡いゴールドの帯は定番の組み合わせ
優しい色合いの色無地や江戸小紋に吉祥文の袋帯を合わせて
華やかな友禅の訪問着で晴れやかな門出の日のお祝いに彩りを添えて
小物の色使いが印象の決め手に
同じ着物と帯でも違った雰囲気を演出してくれます。3パターンの小物使いを比べてみましょう。
1.エレガントな装いには華やかな印象の紫系の小物を合わせて
2.春の青空を思わせるブルー系の小物を合わせると全体が爽やかに
3.柔らかいグリーンはどんなコーディネートにも馴染みやすい万能色です
バッグと草履
なにかと荷物が多くなる卒入学式。A4サイズまで収納できるバッグだと安心ですね。
着物や帯とのバランスを考えますと、低めの台の草履は、ややカジュアル感が強くなります。付下げや訪問着などフォーマルの装いに合わせる草履は、ある程度台の高さがあるお品をお選びください。
コーディネートや小物の入荷情報などは銀座店のInstagram『Today’ kimono』でもご紹介しておりますので、ぜひご覧いただければと思います。
店頭でのご相談も承っておりますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。
大切なお子さまの門出の日が、素敵な思い出となりますように。
スタッフ一同皆さまのご来店をお待ちしております。
家の近くを流れる小川、この季節は菜の花が満開で通勤が楽しくなります♪
銀座店 勝田
『きもの青木銀座店』
TEL03-3564-7171
営業時間 11:00~18:00
定休日:月・火曜日
店内混み合う状況もございますので、ご来店予約を頂くと比較的スムーズにご案内できます。ぜひ、ご来店予約フォームをご利用くださいませ。
※ご予約なしでもご相談を承っておりますが、ご予約のお客様を優先して対応させていただきますので長時間お待たせしてしまう場合もございます。コーディネートのご相談やお着物や帯をご持参いただく場合は、ご予約をおすすめしております。
※ブログ内でご紹介させていただきました商品は一点ものが多いため、すでに販売済の場合もございますのでその旨ご了承くださいませ。
暦の上では春となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
以前ご紹介した銀座店近くにある十月桜は今年も存在感を放ち、ひと足お先に春を感じさせてくれています。
今年は2月22日(土)に銀座の街の社会貢献活動として『銀座の街の花贈り』が開催されます。
一度も出荷されずに廃棄されてしまうお花、行き先がなく残ってしまうお花について関心を持ってもらうイベントです。
数寄屋橋公園や東急プラザ銀座に設置される「花贈りブース」では、来場者に2本の花をお渡しし、1本は自分用に、もう1本は大切な人に贈ってもらうというもの。今年は復興支援を目的として「石川県・富山県・新潟県」のチューリップが用意されるそうです。
ご興味ございましたら、ぜひお出かけしてみてくださいね。
立春という言葉を聞くと、これから訪れる春にむけて準備がたのしくなってくる時期でもあります。着物の着こなしも袷から単衣へ、それに伴う体温調節はインナーアイテムが鍵を握りそうですね。
今回は汗ばむシーズンにむけて準備しておくと安心な、京都・衿秀さんの洗える長襦袢《き楽っく》をご紹介したいと思います。
人気商品ですのでご存じの方も多いとは思いますが、衿秀さんならでは「半衿のお洒落をもっと"気楽"に楽しんでほしい」という想いから誕生した商品で、コンセプト通りとにかく"楽ちん”であることが一番の魅力です。
何が楽ちんであるかいうと、ポイントは大きくわけて2つです。
まず1つ目は、「針いらず半衿の付け替えが5秒!」との謳い文句で、ファスナーのみで半衿の付け替えが終了するという画期的が構造になっています。
2つ目は、お袖部分がマジックテープで簡単に替えられる仕組みで、替え袖があればカジュアルからフォーマルまで対応可能なことに加え、裄の長さが調節できるという優れもの。前後3cmほど裄の長さが調節できるので、色々なサイズのお着物にも幅広く対応でき便利です。
ではこの2点を踏まえて、実際に試してみた感想を正直にお伝えしたいと思います。
まず、ファスナー式の半衿は着心地として違和感があったり、ファスナー部分がボコボコしないか心配だったのですが、これはほぼ気になりませんでした。 見た目もファスナーが見えることはないので、ごく普通の長襦袢ですし、ファスナー自体はとても柔らかく、直接肌に触れることもありません。あえて気になると言えば、衿は衿芯を入れなくても大丈夫とのことですが、私は硬めが好みなので少しもの足りなさを感じました。衿秀さんでは《き楽っく専用の衿芯》を販売してるそうなので、一度試してみようと思います。
次にお袖部分ですが、マジックテープで付け替えるタイプはすぐに取れてしまったり、ズレたりしないか不安でしたが、これは全く心配ありませんでした。ただしっかりしている作りで安定感がある分、マジックテープが重なる部分はやや厚みを感じるというのが正直な感想です。
裄の長さが違う着物を着る場合、長襦袢の裄をつまんで調整したり、着物の衿幅を工夫したり、着物によって長襦袢を変えたりするところ、き楽っくは一枚で済むというのがとても便利です。
個人的に《き楽っく》の一番の推しポイントは、この裄の問題を解決してくれるところだと思います。
他にも、肌着と襦袢が一体化してるという点では脇部分にガーゼの汗取りが付いていたり、背中にWリングの紐通しが付いているので美しい衿元と着姿がキープできるようになっています。
さらに、衿秀さんこだわりの着心地の良さを追求した素材を使用しつつ、お手入れはネットに入れて洗濯機で洗えるというお手頃さ。これから気温が上がり汗ばむシーズンには、何と言っても洗えるというのは一番の魅力ではないでしょうか。
きもの青木でお取り扱いしている《き楽っく》は「ベーシックType」「一花一花(いちか)」「千花(せんか)」の3種類です。
「ベーシックType」と「一花」は替袖と裾除の素材がキュプラ&ポリエステルで、静電気が起こりにくく、サラっとした軽やかな着心地ですので単衣シーズンにもオススメです。
「千花」は替袖と裾除の素材がレーヨン&ポリエステルなので、とろみのある滑らかな生地感でシワになりにくいというメリットがあります。
左:ベーシックTypeの生地感 / 右:千花の生地感
着心地も悪くない、半衿や替え袖もとても便利、お手入れも簡単となると…ほかに残念な点はないのかしら?と気がかりですよね。
ひとつ気になったのは、ずばりサイズ選びです。
私は身長が約162cmなので、身丈が129cmのLサイズを試してみたのですが、正直なところ裾廻りが大きすぎました。
衿秀さんのサイズ表記では、「S/M/L」は裾廻りが「広め」、「Sfit/Mfit/Lfit」は裾廻りが「一般的」となっています。シリーズによっては「広め」である「S/M/L」サイズしかないので、サイズ選びが難しいかもしれません。
ただし、そこはさすが衿秀さん!お好みによって別注でオーダーすることが可能です。身丈や身幅、袖丈などマイサイズにこだわりたい方には充実した内容でオススメです。
銀座店ではサンプルをご用意しておりますので、実物を見てみたい方、一度サイズ感を試してみたい方は是非ご来店くださいませ。
*きもの青木オンラインショップではこちらの商品ページにてご覧いただけます。
《ベーシックTypeの寸法表》
※画像は商品パッケージより
《一花(いちか)、千花(せんか)の寸法表》
※画像は商品パッケージより
長襦袢に関しては、夏は麻、冬は正絹のものを愛用している方が多いと思います。私もその一人ですが、年々気温が高くなり汗をかくことが多くなっているので、洗える長襦袢が必需品であることも実感しています。
そのなかでも裄の長さが調節でき、衿や袖を替えるとカジュアルにもフォーマルにも対応できるというお手軽さこそが《き楽っく》の一番の魅力だと思います。
銀座店では週代わり、春を感じられる草花たちが皆さまをお出迎えしております。
皆さまのご来店をお待ちしております。
愛らしい黄色の枝花はサンシュユで、別名「春黄金花(はるこがねばな)」とも呼ばれます
銀座店 安藤
『きもの青木銀座店』
TEL03-3564-7171
営業時間 11:00~18:00
定休日:月・火曜日
店内混み合う状況もございますので、ご来店予約を頂くと比較的スムーズにご案内できます。ぜひ、ご来店予約フォームをご利用くださいませ。
※ご予約なしでもご相談を承っておりますが、ご予約のお客様を優先して対応させていただきますので長時間お待たせしてしまう場合もございます。コーディネートのご相談やお着物や帯をご持参いただく場合は、ご予約をおすすめしております。
※ブログ内でご紹介させていただきました商品は一点ものが多いため、すでに販売済の場合もございますのでその旨ご了承くださいませ。
寒さが厳しい毎日ですが、あっという間に松の内も開け、成人式を迎えたご家庭はホッとした頃でしょうか。本当におめでとうございます。
我が家では次女が成人式を迎えました。本来ならば、年末に帰省する長女に合わせて次女の成人式の前撮りをする予定でしたが、私が風邪を拗らせた為に、次回長女が帰省する三月まで延期に・・・
三年前、長女は今でいう「ママ振り」の振袖に、私が母や祖母と一緒に選んだ帯を合わせて小物だけを新調したのですが、長身で手足の長い現代っ子体型の次女には裄が合わず・・・身長174センチ、裄が72センチの従姉妹から振袖、帯を借り、「ママ振り」ならぬ「叔母振り」の一揃えとなりました。
私と揉めながらも、小物だけは彼女が納得する今風に。長女の時には刺繍半衿の威力を知らなかった私でしたが、今回は一枚の布の威力を知っております。
先ずは次女の振袖に合わせて、今回は金色の刺繍も入った素敵な刺繍半衿を・・・と探しておりましたら、優しい先輩スタッフが「娘の時使ったものですが、よかったら」と、ピッタリの半衿を帯揚げ、草履共々貸してくださいました。なんとありがたいこと!
さて、長女に「あなたは何を着る?」と聞くと、せっかくだから着物を着たいとのこと。次女からは「私よりは地味に!」と釘をさされていますので、さすがに振袖は・・・
そういえば、と叔母からの小紋を箪笥から出してみました。彼女に良く似合いそうです。コーディネートは、センス抜群の店長にお願いしましたところ・・・長女の個性にぴったりの装いができあがりました!
お客様もよくおっしゃる言葉ですが、「着物が生き返った」ようです。
いつ立ち会っても思うのですが、本当に帯、いや帯揚げ一枚、帯締め一本ですっかり表情が変わってしまうのが、着物のすごいところです。
次は長襦袢。
振袖以来初めての着物なので、こちらにあう長襦袢は・・・と、また箪笥をゴソゴソ。私には裄も身幅も合わずに眠っていた母の長襦袢を発掘!サイズを測ったらなんとピッタリ!!彼女からしたら、大叔母の着物に祖母の長襦袢です。こんな融通が利いてしまうところも着物のすごいところですね。
恥ずかしながら、今までは正式な絹の長襦袢を着たことがなかった私なのですが、先日、お茶の先生から「よかったら」と素敵な長襦袢をいただきました。今回はぜひこちらを使いたく、そうと決まったら半衿つけです。さて針仕事の苦手な私・・・振袖の刺繍半衿、長女の半衿、自分の半衿、と涙目になっていましたら、またまた先輩スタッフの救いの手が・・・(涙)
日々、本当に助けられております。
たくさんの人から受け継いだもの、優しさに助けていただいたことで成り立った我が家の成人式コーディネート。 是非とも、見ていただきたかったのですが・・・残念ながら、楽しみは三月までとっておきます。
現在、使いやすくてとっても素敵な半衿が、きもの青木 にもいろいろ揃っております!
半衿各種はこちらのページをご参考になさってくださいませ。
寒さも一段と厳しくなってまいりました。私も体調管理に一層気を付けたいと思います。
皆さまもどうぞご自愛くださいませ。
銀座店 田山
『きもの青木銀座店』
TEL03-3564-7171
営業時間 11:00~18:00
定休日:月・火曜日
店内混み合う状況もございますので、ご来店予約を頂くと比較的スムーズにご案内できます。ぜひ、ご来店予約フォームをご利用くださいませ。
※ご予約なしでもご相談を承っておりますが、ご予約のお客様を優先して対応させていただきますので長時間お待たせしてしまう場合もございます。コーディネートのご相談やお着物や帯をご持参いただく場合は、ご予約をおすすめしております。
※ブログ内でご紹介させていただきました商品は一点ものが多いため、すでに販売済の場合もございますのでその旨ご了承くださいませ。
今年のカレンダーも残すページはあと一枚、師走に突入しました。
銀座店からほど近いスクエアガーデン前のイルミネーションが夜を彩り、きぜわしい毎日をクリスマスの楽しさで盛り上げてくれています。
きもの青木店内でも年末年始の華やかな着物や、小物たちが日々入荷して所狭しと並んでいます。
その中で、私の心を温かくしてくれるのが、紫根染の着物です。
東北出身の私が"銀座きもの青木"で働くことへと繋がった、不思議なご縁をこの着物に感じるからです。
スマホもSNSもまだ普及していない時代、地方に住む着物好きの私は、町の本屋さんに並ぶありとあらゆる着物雑誌を読み漁っていました。
その雑誌の中でも、色とりどりの帯締めがずらりと並ぶ大きなガラスケースが印象的な着物屋さん、一際目立つ存在が"銀座きもの青木"でした。「行ってみたい」と言う気持ちより「このお店で働いてみたい」というのが第一印象に残ったのを今、思い出しています。
そんな私の大切にしている着物に、南部紫根染の一枚があります。
その着物は祖母が誂えて、母から私へと引き継がれたものです。祖母が着ていたころから、母の着る姿を見るたびに、いつかは私も着てみたい!とずっと想い続けた一枚です。
もちろん、きもの青木の面接にも気合いを入れてその紫根染を着て挑みました。
大変貴重な紫根から生み出される色と絞り染の美しさ、色の滲み…私に底知れぬパワーを与えてくれます。それは、故郷への愛や、憧れのお店で働いている今へと繋がる感謝の気持ちが溢れてくるからだと思います。
皆様にもそんな想いのこもったお着物があるのではないでしょうか。
ただ今、銀座店にある紫根染のお着物は盛岡の草紫堂さんの幾何模様と、みちのく白鷹の里工房さんの漢方染の2枚があります。タイプの違うとても美しい紫根染をぜひご覧いただきたいです。
草紫堂製紫紺染着物(着物4252)
みちのく白鷹の里工房製 漢方染 着物(着物4322)
南部紫根染を愛してやまない私なりの、クリスマスやお正月に軽くお出かけするコーデを考えてみました。コーデを考える時間って、ホント楽しいですよね。
今年もあとわずかとなりました。
年末年始にはお着物でお出かけするご予定の方もいらっしゃる事と思います。
銀座店では12月26日が今年最終日でございます。年始は1月8日からの営業となっております。
詳細は「年末年始営業のお知らせ 2024-2025」をご覧くださいませ。
銀座にお越しの際には是非お立ち寄りくださいませ。
スタッフ一同心よりお待ちしています。
銀座店 田中
『きもの青木銀座店』
TEL03-3564-7171
営業時間 11:00~18:00
定休日:月・火曜日
店内混み合う状況もございますので、ご来店予約を頂くと比較的スムーズにご案内できます。ぜひ、ご来店予約フォームをご利用くださいませ。
※ご予約なしでもご相談を承っておりますが、ご予約のお客様を優先して対応させていただきますので長時間お待たせしてしまう場合もございます。コーディネートのご相談やお着物や帯をご持参いただく場合は、ご予約をおすすめしております。
※ブログ内でご紹介させていただきました商品は一点ものが多いため、すでに販売済の場合もございますのでその旨ご了承くださいませ。
秋を満喫する間もなく、このまま次の季節へと進んでしまいそうなこの頃ですが、皆様いかがお過ごしでょうか。
すっかり陽の落ちる時間も早くなりました。銀座店近くの京橋のスクェアガーデンでも華やかなイルミネーションが始まって、冬の訪れを感じさせてくれます。
11月といえば、まさに結婚式シーズン真っ只中ですね。 最近は結婚式も、ホテルや式場で式を挙げてそのまま披露宴、というかたちだけでなく、 教会や神社で式を済ませて、披露宴は近しい人たちだけでレストランでカジュアルに、 海外で両家族を呼んで式を挙げ、国内で改めて披露宴等々、多種多様です。
従来でしたら、結婚式の装いといえば、新郎新婦のお母様方と仲人、媒酌人となると最高の格である黒留袖をお召しになる方が殆どでしたが、上記のようにいろいろなタイプのお式が登場してくる現代では、また選択肢も様々。 とはいえ、お家の箪笥にご自身やお母さまの黒留袖が眠っているという方も多いことと思いますし、御両家の装いの格を合わせる意味でも、黒留袖という選択は安心なもの。着用の機会があれば、ぜひ活躍させていただきたいですね。
千總製 黒留袖(着物4308)
人間国宝 森口華弘作 黒留袖(着物4036)
今ではお嫁入りの際に着物一式を揃えることは少なくなってきていますが、お母様やお祖母さまの留袖を活用するために、帯や小物を新調なさる方も多くいらっしゃいます。
お草履やバックもフォーマルに相応しい格の高いものを。
畳表のお草履はカジュアルだと思っていらっしゃる方も多いのですが、当店の畳表のお草履は前3枚後ろ7枚で礼装には最高のお品です。
草履 畳表(G-2636)
最近はあまり聞きませんがご年配の方から「江戸褄(えどづま)」はありますか?とのお尋ねを受けたことが何度かありました。
今では「江戸褄」≒「黒留袖」と同じと捉えてます。
「江戸褄」と呼ばれるのは諸説ありますが、江戸時代「大奥」のお引きずりの裾模様からが一番有名ですが
時代考証家の山田順子さんの「時代考証家のきもの指南」(徳間書店)によりますと
『江戸時代中期~後期の贅沢禁止令により目立たない小紋や縞模様が着られるようになり、代わりに裏地や襦袢を派手にしました。
女性も男性同様に着物の模様がそれまでの総柄から小紋柄や縞模様、模様が目立たないように段々と位置を下げて裾近くにしました。
上半身は無地、帯は幅広の帯、裾に柄という裾模様が登場したのです。これを江戸褄と呼びます。 そして普段は小紋や縞模様、晴れ着に上は無地、背紋と肩と袖に紋をつけた裾模様を着るということが行われるようになりました。』
と、あります。
その後、黒地に五つ紋、裾模様の振袖の袖を結婚後に短く切り、お祝い事に着るようになったという事です。 なるほど、黒留袖は時代と共に様々に変化し、礼装も昔から同じ形でないことがわかります。
当時は帯も重くて腰が痛くなってしまうような丸帯でしたが、今は金彩や唐織など軽く華やかな袋帯です。
左:龍村平蔵製 本袋帯(店頭限定P2-349)右:人間国宝 北村武資作 袋帯(店頭限定P2-344)
昨今では、親族一同が集まる大々的なお式や披露宴は少なくなってきていますが、以前、結婚式で御両家のお母様とご親族の皆様が黒留袖をお召しになるという、中々出会えないような式のお着付けをさせていただく機会がありました。黒留袖が十数名ずらりと揃い、未婚のお嬢様方は華やかにお振袖をお召しになられた様子は、それはそれは豪華絢爛で圧巻の景色でした。
日本女性の最上級の礼装、黒留袖。
決まり事もありお支度も大変ですが、お身内のお式の際には、ぜひお召しいただきたいと思います。
私も譲り受けた黒留袖を着られる日を楽しみにしております。
銀座店ではお留袖に必要な小物のご用意もございますので、どうぞお気軽にお声掛けください。
皆さまのご来店を心よりお待ち申し上げます。
銀座店 阿部
『きもの青木銀座店』
TEL03-3564-7171
営業時間 11:00~18:00
定休日:月・火曜日
店内混み合う状況もございますので、ご来店予約を頂くと比較的スムーズにご案内できます。ぜひ、ご来店予約フォームをご利用くださいませ。
※ご予約なしでもご相談を承っておりますが、ご予約のお客様を優先して対応させていただきますので長時間お待たせしてしまう場合もございます。コーディネートのご相談やお着物や帯をご持参いただく場合は、ご予約をおすすめしております。