あおきDIARY

きもの青木からお伝えしたいこと、
新しく届いた着物や帯のお知らせ、
ときどき急ぎのご連絡

銀座店

まだまだ寒さも残るものの、あっという間に日差しが春めいてまいりました。 お立ち寄りくださるお客様も、明るいお色に心惹かれていらっしゃるご様子で、私達スタッフもお話ししながら心はずませております。

先週、蕾でやってまいりました啓翁桜は、お店で満開となりました。

今週は東海桜とのこと、お花の色が啓翁桜より濃いピンクなのだそうです。今朝はまだまだ固い蕾でございましたが、日中の暖かさでほころんでまいりました。少しずつ花開いていく様を、スタッフ一同楽しみに眺めております。

そして、いよいよ2月24日水曜日からは、店頭にも様々な桜モチーフの着物や帯がたくさん入荷いたします!

毎年、皆さま楽しみにして下さっておりますさくら柄の名古屋帯や洒落帯、また卒入学式にふさわしいさくら柄の訪問着など、多様にご紹介いたします。
オンラインショップでは2/24(水)、25(木)にご紹介予定です。どうぞご期待くださいませ。

銀座店スタッフ もり

明日のオンラインショップ公開に先駆けて、あおきセレクション新着の品々を、本日11時より店頭にてご覧いただけますのでご紹介いたします。

写真左の着物は、
千總製 訪問着 淡香色 道長取に四季花の図 でございます。
続いて上段左から時計回りに、
西白山工房製 本場牛首紬地 小紋
城間栄順作 本紅型 名古屋帯
西陣 白綾苑大庭製 袋帯
四代目上野真作 染一ッ紋 色留袖 梅鼠色 遠山風景図
でございます。

総刺繍 訪問着 鳥の子色 花唐草文

西陣 川島織物製 本袋帯

洛風林製 袋帯

白山工房製 本場牛首紬地 小紋

本藍 型染 小紋着物 唐花唐草文

浦野理一作 経節紬 名古屋帯 無地 黒色

藍型染 小紋 小花唐草文

今回は、着物7点、帯8点、計15点をご紹介いたします。ぜひご覧くださいませ。

東北地方の地震で被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。
わが家でも大きくて長い揺れにしばらく緊張感が走りました。様々な状況を想定しながら、改めて防災意識を高めていかないと、ですね…
まだまだ寒暖差が激しく体調を崩しやすい季節です。皆さまどうぞご自愛くださいませ。

営業時間・定休日変更のお知らせ(感染予防対策に伴い)

きもの青木銀座店は、新型コロナウイルス感染予防対策に伴いまして営業時間を下記のように変更しております。
営業時間:水曜日~土曜日:11:00~18:00 日曜日は17:00まで
定休日:月・火曜日
※尚、状況に応じて営業時間、定休日は今後も予告なく変更する場合もございますのでその旨ご了承くださいませ。当面は、何かとご不便をおかけするとは存じますが何卒ご理解のほどお願い申し上げます。

明日のオンラインショップ公開に先駆けて、あおきセレクション新着の品々を、本日11時より店頭にてご覧いただけますのでご紹介いたします。

衣桁にディスプレイされている着物は、
染五ッ紋 色留袖 松葉色 松重ね文 でございます。
続いて左から、
西陣 紋屋井関製 御寮織 袋帯
西陣 今河織物製「木屋太」袋帯
人間国宝 羽田登喜男作 袋帯
小振袖 葡萄茶色 宝尽くしに松竹梅文
でございます。

訪問着 木蘭色 道長取りに四季花の丸文

京都しょうざん製 小紋

人間国宝 中村勇二郎 伊勢型小紋「麒麟」

西陣 紋屋井関製 御寮織 袋帯

本場久米島紬 ゆうな染 絣文

伝統工芸士 廣瀬雄望作 紬地江戸小紋

西陣 織楽浅野製 袋帯

今回は、着物7点、帯8点、計15点をご紹介いたします。ぜひご覧くださいませ。

東京では立春の翌日に春一番が吹き、全国でも一番、そして過去の記録でも最も早い春一番、と発表されました。春を待ち望む多くの私たちの想いが、せっかちに春一番を呼び込んだのでしょうか。朝晩の寒暖差が大きくなってまいりました。皆さま体調に留意され、どうぞお元気でお過ごしくださいませ。

営業時間・定休日変更のお知らせ(感染予防対策に伴い)

きもの青木銀座店は、新型コロナウイルス感染予防対策に伴いまして営業時間を下記のように変更しております。
営業時間:水曜日~土曜日:11:00~18:00 日曜日は17:00まで
定休日:月・火曜日
※尚、状況に応じて営業時間、定休日は今後も予告なく変更する場合もございますのでその旨ご了承くださいませ。当面は、何かとご不便をおかけするとは存じますが何卒ご理解のほどお願い申し上げます。

銀座店

立春の頃の装い

皆様いかがお過ごしでしょうか。緊急事態宣言の中、あっという間に1月が過ぎてしまいましたね。 気付けばもう2月、春近し。

いつも楽しい個性が光るK.S様のコーディネートより、節分の鬼さん。お太鼓のアップいただきました。

節分も過ぎ、立春を迎え、暦の上では春が始まりましたが、如月、きさらぎ、『きぬ更き』という、寒さが身にしみる頃。更に着るから『きさらぎ』という語源説もあるように、明るくなってきた光の中にそこまで来ている春を感じ、待ちわびながらも、「さむっ!」と重ね着をしてしまう時期ですね。 はっと目を奪われる美しさを放つこの季節ならではのお柄は数多くありますが、その一つに雪持ち椿があります。

先日この雪持ち椿の帯をお求め頂き、締めるときを心待ちにしてくださっていたS.A様が、「着ましたので見せに来ましたよ~!」と、ご用事の前に当店にお立ち寄りくださいました。 その際の風情あふれるお姿が、こちら。

カジュアルに合わせた季節感満載の雪持ち椿コーディネート。とってもお似合いです。
こんなに素敵な着姿を拝見できて、我々スタッフも気分があがりました!ありがとうございました。 また次回の装いも楽しみにいたしております。

季節にあまり左右されない柄ゆきの着物や帯は汎用性が高く、便利で無くてはならないものですが、折々の一情景を切り取ったようなお品は、また格別な気分を味わえます。その時期だけの花、風物を纏い楽しむためにときを待つ、ということも、お着物ライフの大きな醍醐味ですね。

こちらは当店の盛り花、レンギョウです。日を追うごとに黄色の可憐な花がひとつづつ開いてきて、春の訪れを教えてくれています。

着物3022 宮野勇造作 本加賀友禅 訪問着 連翹の花図

こちらは咲き誇るレンギョウが美しく描かれた訪問着。実物の生花の傍らで広げてみますと、美しさも増幅されて、さらに輝きが増しているようですね。

大変な時代となってしまいましたが、移りゆく四季の美しさは変わりません。 お店の片隅に居ながらも春の足音を聞くことができる、そんなお着物の世界にただただ感動するばかりです。

銀座店スタッフ H

明日のオンラインショップ公開に先駆けて、あおきセレクション新着の品々を、本日11時より店頭にてご覧いただけますのでご紹介いたします。

衣桁にディスプレイされている着物は、
銀座志ま亀製 染一ッ紋訪問着 ときがら茶色 花篭に四季花 でございます。
続いて左から、
曽根武勇作 西陣織 着物
曽根武勇作 袋帯 手綱取
日本工芸会正会員 小倉淳史作 染名古屋帯
西陣 白綾苑大庭製 袋帯
でございます。

訪問着 消炭色 橘に桐花 梅に貝桶の図

新田秀次作 無地紬 紅藍染 銘「尚武」

本場結城紬 黒色 小絣幾何文

人間国宝 小宮康孝作 江戸小紋

本場結城紬 深紫色 花文

龍匠錦 袋帯 紫色 正倉院文

浦野理一作 経節紬 名古屋帯 卵色 無地

今回は、着物7点、帯8点、計15点をご紹介いたします。ぜひご覧くださいませ。

受験シーズンに入ってまいりましたね。受験生もご家族様も、今年は何かと気を揉むことが多く、心労も如何ばかりかとお察し申し上げます。私事ですと、旧知の親友が司法試験合格の吉報を届けてくれました。社会人になってからの新しい挑戦は本当に勇気のいることですが、幾つになってもチャレンジする気持ちは忘れないでいきたいですね。
自粛生活はまだ続きますが、皆さまご自愛いただき、どうぞお元気にお過ごしくださいませ。

営業時間・定休日変更のお知らせ(感染予防対策に伴い)

きもの青木銀座店は、新型コロナウイルス感染予防対策に伴いまして営業時間を下記のように変更しております。
営業時間:水曜日~土曜日:11:00~18:00 日曜日は17:00まで
定休日:月・火曜日
※尚、状況に応じて営業時間、定休日は今後も予告なく変更する場合もございますのでその旨ご了承くださいませ。当面は、何かとご不便をおかけするとは存じますが何卒ご理解のほどお願い申し上げます。

銀座店

彩鳳丹霄に舞う

二度目の緊急事態宣言により、再び自粛モードで始まった本年。寒さも加わって、鬱々とした日々が続きます。いつもなら晴れがましい気持ちで拝見するこの1月定番の語も、今年は少し違って見える気がします。

「彩鳳丹霄に舞う」
(さいほうたんしょうにまう)

彩鳳とは五色の彩りを持つ鳳凰、丹は朱の色、霄ははるかな大空という意味で、朝焼けの大空に色鮮やかな鳳凰が舞うという、まさに新年にふさわしい、おめでたい情景を表しています。
出典は南宋時代の禅僧74人の大悟時の言葉を集めた『五家正宗賛』の一節ですが、この語が発された場面がとても興味深いのです。

三人の僧が師と論議に励み、僧房に帰って消灯となります。その暗闇の中で師は各人に一言を発せよと問います。そして三僧の一人、仏鑑が発したのがこの「彩鳳丹霄に舞う」でした。 修行の身であり、まだ真実が見えない中、暗闇の中で発した言葉。彼の閉じた眼の奥には丹霄が広がり、彩鳳が飛んでいたーーー。 迷いが溶け、不安も消え、たどり着く安寧の境地。そこに到達したいという願望が見せた心象風景だったのでしょうか。

このシチュエーションに、現在のこの状況が重なって見えはしないでしょうか。世情の不安、見えないものへの怖れを払拭し、明るい未来が訪れることへの希望、そして祈りーーー。 大空に鮮やかな鳳凰が舞う。 これこそ、暗い心が見せる強い希望と憧れの情景なのかも知れません。
ご存知のように、鳳凰は麒麟、応龍、霊亀と共に四神(四霊)といわれる中国神話の瑞獣で、徳の高い君主による平安な治世に 現れると言われます。なお、大河ドラマでお馴染みの麒麟は、仁の心を持つといわれる君主が生まれると姿を現わすといい、かの乱世の時代、戦に明け暮れる武将たちが心より求めた境地だったのでしょう。

お祝いや社交の場も現在は限られたものになっておりますが、明るい世が戻ることを希望し、気運の上がる鳳凰の帯をご紹介いたします。

【FR11-L-5393】唐織 袋帯 鳳凰の図

【帯3670】喜多川平朗作 織名古屋帯

【L-5517】洒落袋帯 鳳凰の図

【帯3378】喜多川俵二作 名古屋帯

【L-4121】西陣まいづる製 袋帯 立涌に鳳凰や桐牡丹

もうすぐ節分、また新しい年の節目がやって参ります。今年も皆さまのお着物のご用意をお手伝いさせて頂きます。
今年も青木を宜しくお願い致します。

銀座店スタッフ 松浦