あおきDIARY

きもの青木からお伝えしたいこと、
新しく届いた着物や帯のお知らせ、
ときどき急ぎのご連絡

明日のオンラインショップ公開に先駆けて、あおきセレクション新着の品々を、本日より店頭にてご覧いただけます。 店頭でご覧いただける準備が整い次第、ツイッターにてお知らせいたします。

衣桁にディスプレイされている着物は、南部絞 茜染 胴抜き単衣着物 でございます。
続いて左から、
唐織 袋帯 白橡色 秋草文
縮緬地 染名古屋帯 濃藍色 福良雀の図
腰原淳策作 塩瀬地染名古屋帯 黒色 実りの秋
縮緬地染名古屋帯 褐返色 柴垣に蔦の図
しょうざん製 紬地洒落袋帯 鉛色 柴垣に花籠の図
でございます。

森健持作 染一ッ紋 絽縮緬付下げ 胡桃染色 菱文

城間栄順作 本紅型 縮緬地染名古屋帯 デイゴに蝶あられ

白山工房製 本場牛首紬地 洒落袋帯

紗 名古屋帯 藍墨茶色 虫籠に萩の図

ざざんざ織 単衣 着物

山下八百子作 本場黄八丈 単衣着物

浦野理一作 経節紬 名古屋帯 利休色

今回は 着物7点、帯9点、計15点のご紹介です。ぜひご覧くださいませ。

関東では先週末、長かった梅雨がようやく明けました。今年はアレコレな事情から高まる着物熱を抑えながらのインドア生活を送り、ヘチマ枕をジャブジャブ洗ってみたり、ちまちまと半衿を縫い付けたりしながら心を慰めていたのですが、6月の単衣を着る機会もないまま盛夏になってしまいましたので、もうね、着物が着たくてウズウズしていたのです。ということで先週末は、急に本気を出してきた夏の日差しに若干尻込みしながら夏塩沢を着てみました。周りの人からは「佇まいは涼やかだけど、実は暑いのでしょう」などと言われますが、まさかまさか、エアコンでキンキンに冷えたお店の中に入ったらむしろ快適です。やはり良いですね、夏着物。この時期にしか着られないのがまた、たまらなく愛おしいのです。今年は各所で花火大会やお祭りなどが中止になり、なかなか着物を着る機会は望めませんが、こんなときだからこそ普段着のひとつに着物を取り入れて明るい気持ちで盛夏を乗り切りたいですね。

銀座店では販売スタッフ欠員に伴い、新しく一緒に働いてくださる人員を募集しております。詳細はコチラの求人ページをご覧ください。

きもの青木では、ひき続き感染予防対策に務め営業しております。お近くにお越しの際はどうぞお立ち寄りくださいませ。

7月1日より、銀座店の営業時間が下記のとおりに変更になりました。
火〜土曜日 11:00〜19:00
日曜日   11:00〜17:00
定休日   月曜日

銀座店

先の季節に思いを馳せて

暑中お見舞い申し上げます。
今年は梅雨が長引いているようで、入道雲が浮かんだ目の醒めるような夏の青空にはまだお目にかかれていないように思います。近年の猛暑ぶりには参ってしまいますが、かといって長雨も困ったものですね。
この夏は大きなイベントこそ少ないですが、セミの鳴き声を耳にしたり軒先のグリーンカーテンを見かけると、ああ夏が来たんだな、と感じます。

とはいえ夏きものを楽しめるのも残りわずか。
今日は夏きものに描かれる文様に注目してみたいと思います。

今週の銀座店のお花。早くも秋仕様です

着物の世界では"先取り"が基本とされており、描かれる草花などは実際の盛りの季節より少し早く纏うのが粋とされています。ですので、夏の着物には秋草や秋の虫、風景が描かれたものが多くあるのです。

秋の七草として知られるこの草花は夏着物に描かれる定番の文様のひとつです。
秋に思いを馳せながら、夏物を纏う...着物ならではの楽しみですね。

今年の立秋は8月7日。立秋とは夏が極まり秋の気配が立ち始める日のことで、この日から立冬の前日までが暦のうえでは『秋』とされています(ちなみに立秋以降は『暑中見舞い』ではなく『残暑見舞い』となるそうです)。
やっと梅雨が明けると思ったらもう立秋...気候が昔と随分変わった昨今では暦通りに季節を感じにくくなっていますが、着物に描かれる文様は鈍っていた季節感を思い出させてくれそうですね。

青木では、8月3日より店頭に先駆けまして、オンラインショップにて『オータムフェア』と称しまして、秋におすすめの着物や帯をご紹介いたします。
夏の秋文様とはひと味違った、こっくりと色づいた秋色を是非ご覧くださいませ。
皆様のご利用をスタッフ一同心よりお待ち申し上げております。

銀座店スタッフ かつた

セレクション情報

HPあおきセレクション更新のお知らせ (7/31)

 

七月も終わろうとしているのに、未だ梅雨明けの報が出ない東京です。間もなく立秋が来てしまいますのに、夏の青空はどこへ行ってしまったのでしょうか。厳しい暑さも辛いものですが、さすがに盛夏の陽射しが恋しくなりますね。

 

【着物2881】単衣 小紋 縮緬地 砥粉色 笹の図 /【帯3503】しょうざん製 櫛織 洒落袋帯

 

【着物2887】五代 田畑喜八作 単衣 小紋 紫鼠色 波と桐花の図 /【帯3506】西陣 川島織物製 絽袋帯

 

【着物2884】本場結城縮 単衣 黒色 流水に魚の図 /【帯3509】南風原花織 名古屋帯

 

次回は来週更新予定です。

日々感染者の数が増え続けていて、何をするにも頭から不安が離れない昨今です。多方面に大きな影響が続いていますが、舞台芸術関係も本当に心配です。中止や延期がこれほど長い期間となりますと一体どのようなことになってしまうのか…今は youtube などの動画配信がありますので、受け手側にはとてもありがたいものですが、やはり実際に劇場に出向いての経験とは比較になりません。ほんの少し前までは、当たり前のように自分の都合と選択でいろいろな楽しみを享受していたことが、どんなに恵まれていたかを思い知らされますね。好きな着物を着て好きな場所へお出かけする、そんな日常が早く戻ってきてくれますように、心から願うばかりです。


個々でできることは、自己免疫力を高められるよう体調管理をするのみですね。
皆さま、どうぞ一層のご自愛をなさってくださいませ。

明日のオンラインショップ公開に先駆けて、あおきセレクション新着の品々を、本日より店頭にてご覧いただけます。 店頭でご覧いただける準備が整い次第、ツイッターにてお知らせいたします。

衣桁にディスプレイされている着物は、単衣 訪問着 藍墨茶色 草花文 でございます。
続いて左から、
西陣 渡文製 洒落袋帯「波衣」
銀座志ま亀製 縮緬地染名古屋帯 葡萄茶色 花兎文
南風原花織 名古屋帯
西陣 川島織物製 絽袋帯
でございます。

単衣 小紋 縮緬地 卵色 笹の図

五代 田畑喜八作 単衣 小紋 紫鼠色 波と桐花の図

総刺繍 袋帯 利休色 春秋花々の図

久呂田明功作 江戸友禅 染一ッ紋 色留袖 褐返色 辻が花文

本場結城縮 単衣 黒色 流水に魚の図

伊兵衛織 単衣 着物

よろけ織 洒落袋帯

今回は 着物7点、帯8点、計15点のご紹介です。ぜひご覧くださいませ。

先日所用で出かけた折に、浴衣姿の知人と遭遇いたしました。どんよりとした梅雨空の下にしっとりとした柄の浴衣は意外にも良く映え、見ているこちらもウキウキとした気持ちをもらいました。今年の夏は昨年出番の少なかったしじらをたくさん着たいな~などアレコレ考えていたにも関わらず、悪天候と外出自粛に躊躇して袖を通す機会を逸したまま気付けばもう8月。梅雨明けはまだ少し先になりそうですが、自宅でお手入れできるものを少しずつ着用しながら夏を待ちたいと思います。

銀座店では販売スタッフ欠員に伴い、新しく一緒に働いてくださる人員を募集しております。詳細はコチラの求人ページをご覧ください。

きもの青木では、ひき続き感染予防対策に務め営業しております。お近くにお越しの際はどうぞお立ち寄りくださいませ。

7月1日より、銀座店の営業時間が下記のとおりに変更になりました。
火〜土曜日 11:00〜19:00
日曜日   11:00〜17:00
定休日   月曜日

銀座店

なんと奥深い日本の色

帯締めの色、悩みますよね。 それもそうなんです。例えばですが、当店で扱っております定番の冠組だけでもなんと80色あるのです。

帯締めのみならず、和装には微妙な風合いと優美な呼称が付いた様々な色が使われます。
日本人の感覚ってさすがだな〜と思いながら、一体どのくらいの数があるのか、我が国の伝統色、和色についてざっくり調べてみました。

定義的には「日本の伝統色は、日本文化特有の色彩感覚に基づいた色、また過去の歴史資料において出典がある日本固有の伝統的な色名称を含む1100余の色を指す」(ウィキペディアより)とのこと。

なんとその数、1100です!
現在は明治以降に海外から入ってきた化学染料も含め、「色」を工業的に扱うため統一化された基準=カラーコードで統率された色見本や検索エンジンが多く存在しますので、扱われる和色の数はまちまちですが、それでも400〜500はくだりません。当店でも基準にしております和色大辞典には465色が表示されております。
ご参考までに <和色大辞典>こちらから http://www.colordic.org/w

そして和の色は、豊かな風土から生まれた樹木や木花など自然そのものの姿と言えましょう。日本の染織技術は奈良時代にはほぼ完成されていたとも言われ、その足跡が平安時代に編纂された『延喜式』の記述からも垣間見られます。

『延喜式』は律令法の思考細目を集成したもので、当時の衣服裁縫を司る役所に関する記載のうち、「雑染用度」の項に30数種の色名と、それを染め出す原材料と分量、処方が記されています。その中には天皇の許しがなければ身につけられない禁色(きんじき)である深紫(こきむらさき)、深緋(こきひ)、深蘇芳(ふかすおう)、また絶対禁色と呼ばれた黄櫨染(こうろぜん)や黄丹(おうに)などが挙げられています。

これが1000年以上前の事で、すべてが草木染めのレシピ付き!というから驚きですね。

この後、貴族の女性の襲の色、武士の合戦装束などで和色はさらに発展し、ついに庶民も色を楽しめる時代がやってきます。
よく知られているのは江戸時代の町人の間で流行した「四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねずみ)」です。茶色、鼠色、藍色系のバリエーション色の事で、四十八は文字通りの48色ではなく、"たくさんの" という意味で実際は100以上あったとか。
江戸茶、芝翫茶、千歳茶、銀鼠、梅鼠、利休鼠、鉄紺、浅葱、納戸色と、現在でもおなじみの色々ですね。シブさに注目した江戸っ子の粋とも言えましょう。

そしてもうひとつ、大事なのが名称についてです。
日本の伝統色を前にして、読めない事ってありませんか?
私はしょっちゅうで、これがなかなかに難しい......。

例えばこの「葡萄」というお色。
一般的には「ぶどう」ですが、和色の呼称だと「えびぞめ」と呼びます。

葡萄(または蒲萄)はもともとヤマブドウの古名である葡萄葛(エビカズラ)の事で、エビとも呼ばれました。淡く赤みがかった紫の色調です。前出の『延喜式』にも記述があり、ヤマブドウだけでなく紫根と灰汁と酢を用いて染められるそうです。
これに対し「葡萄色(えびいろ)」という色もあります。こちらはヤマブドウがさらに熟したような色で、葡萄に比べて暗い赤紫の色調です。これが江戸中期頃から現代で言う「ぶどういろ」と呼ばれるようになったとか。

また葡萄がエビと呼ばれた事から、近世では同じ音の海老を連想させるようになり、「海老色」「海老茶」などの色も登場する事になります。
ああ、日本人のこだわりに頭が下がる....!

和色大辞典のカラーサンプル

お色や名称に関しての話題は尽きないので、また別の機会にでも。
皆様もどうぞ和色の探求をぜひお楽しみ下さいませ。

銀座店スタッフ 松浦

季節のおすすめ イベント情報

オータムフェア2020 開催のご案内

今年もオータムフェアの開催が決まりました。
なかなか梅雨空も晴れない日々が続きますが、少し先の季節に向けたお支度にあれこれと悩むのも、着物コーディネートの楽しみのひとつですね。 今年はオンラインショップを先行としたフェアで準備させていただきました。
詳細は詳細はコチラのイベントページにてご確認くださいませ。