柔らかな白の地に濃藍色の絣で七宝繋ぎ文が織り出された本場鹿児島白大島紬です。七宝のかたちがほんのりと浮かんでは消える気品ある景色が印象的な一枚、絣の粗密のみで色柄の明暗や暈かしをここまで繊細に表現出来るのは、十八算12マルキという恐ろしく緻密な織りならではのちからですね。また絣糸に黒ではなく藍色を用いていますので全体のトーンもより軽やかで清々しく、白大島らしいエレガントな趣きが一層引き立てられているように思います。絣の技術で定評ある本場大島紬の中でも、とりわけ難度の高い逸品、季節の染め帯から格高の洒落袋など、帯合わせも様々にお楽しみ下さいませ。

この商品のONLINESHOPページを見る