長年西陣で織物の研究を重ね、培った高度な技術をもって羅や経錦など上代の織りを現代に蘇らせたことで知られる、人間国宝・北村武資さんの袋帯です。こちらは清々しい白糸と金糸のみで織り上げられた晴れやかな繧繝織 。2011年国立近代美術館の展覧会図録掲載の「艸々」(1978年)を思わせるリズミカルなモチーフが、精緻な織りによってモダンに表現されています。画像では北村さんの帯ならではの包容力を生かして、個性豊かな本紅型をすっきりと引き締めてもらっていますが、付下げから訪問着・留袖などフォーマルな装いに合わせて頂けば、北村さんらしい洗練を感じさせる現代的な礼装を創りあげてくれることと思います。着物の色柄や着る方、年齢を選ばない逸品、ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。

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