

![]() 香色の紬地にふっくらとした太糸で大らかな幾何文様が表現された、花織の名古屋帯です。同じ沖縄の花織りでも様々な産地がございますが、可愛らしさが目を惹く読谷山花織や南風原花織とはやや雰囲気が異なる今回のお品は、手花織のみによるすっきりと端正な表情が魅力。証紙等はございませんが、確かな格調を感じさせる景色は首里花織と思われます。竹べらで色糸を縫い込むように織りすすめる手花織には、どこか欧風の刺繍を思わせる独特の趣きがあり、装いにモダンな個性を運んでくれますね。紬や小紋などの装いに合わせて、絹糸の光沢と共にひろがる美しい彩りのグラデーションをお楽しみ下さいませ。 |
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