野趣豊かな糸味を生かした風合い良い紬地に、見事な型絵染めを配した名古屋帯です。どの一輪を眺めてもそれぞれに魅力あふれる色かたちの梅花が、地の黒を覆い尽くすように重ねられたお品、多彩な花々が主張しながらも絶妙な調和を見せる色構成の美しさ、景色の厚みに圧倒されますね。こちらは高橋功さんの作品で銘「江南の梅」。高橋さんは国画会で活躍なさる型絵染作家・添田敏子さんのご主人で、版画家として知られる方。添田さんと同じく国画会会員として活躍なさっておいででしたが、 2003年に逝去されています。帯という形の作品はとても稀少と思います。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。

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