父平蔵さんの下で学び培った感性や技術を基に、芸術性に加えて実用性も兼ね備えた素晴らしい帯の数々を「傳匠名錦」として世に出した龍村晋さんの袋帯です。こちらは明治から昭和にかけて活躍した日本画家・北野恒富の原画を緻密な織りで表現したお品。平安期の六歌仙 の姿を生き生きと表現したその優雅な筆致が見事に写されています。一人一人個性の強そうな人物で隙間無く埋め尽くされた景色は、華麗で生命力に満ちており、どのような場面でも圧倒的な存在感を発揮してくれることと思います。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。

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