西陣を代表する名門機屋・龍村美術織物さんのお品の中でも、龍村錦帯の名で扱いも限られる最高峰のブランド「龍村平蔵製」の本袋帯です。こちらは銘「モール御簾手」、インド王朝のムガール帝国に由来する「モール」の名を冠した名物裂の一種です。銀糸を通した象牙色の地に繊細な唐草文が御簾のように格子状に並べられたお品、松葉色から白緑色、紅樺色から赤香色への仄かなグラデーション、精緻な織りによる金銀糸の装飾が実に典雅な景色を創り上げていますね。改まったお席や晴れやかな場面に相応しい、清々しく、そして贅沢な逸品。紋付や訪問着などと共に、優美を極めた装いをお楽しみ下さいませ。

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