藍色から千草鼠、白藤色や深紫などが霞のように緩やかに入り交じる幻想的な彩りを背景に、葡萄やパイナップル・林檎や洋梨に柿…様々な果物が精緻な綴織りで織り出された袋帯です。金銀糸と共にモール糸を所々に用い、糸の質や細さまでも細やかに使い別けた立体感豊かな表現、大胆に色を重ねた景色が見せる油画のような奥行きと迫力が、圧倒的な存在感を見せるお品。まずは帯を主役とした装いで作り手に敬意を払わなくては、と考えてしまうような本綴れの逸品ですね。今後このようなお仕事に出会うことは難しいと思います。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。

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