京友禅の名門・上野家の四代目として活躍なさる上野真(二代目上野為二)さんの作品です。友禅染の技術で初めて重要無形文化財保持者に認定された上野為二さんの作風を汲み、茶屋辻など端正な風景を中心とする精緻な糸目友禅の作品を究極の技術をもって世に出しておいでです。こちらは黒の縮緬地に川にかかる橋を中心とした一風景が細やかに描かれた名古屋帯。芝居小屋に集まる人々や川床に集う姿が極細い糸目で丹念に表現されています。青山には霞がかかり、柳の葉が揺れているところから春も盛りの頃でしょうか。京名所の屏風絵を思わせるような雅致豊かな景色が装いを格調高く引き立てる染め帯の優品、紬や小紋に合わせて上質感光る大人の装いをお楽しみ下さいませ。

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