銀座【着物3295】人間国宝 福田喜重作 付下げ (落款入)

「刺繍」の分野で初の国の重要無形文化財保持者に認定された福田喜重さんの作品です。こちらは明度彩度共に柔らかく深めた枯野色が近いでしょうか。明るめのベージュグレイの裾濃暈かしを背景に端正な雪輪重ね文が配された付下げです。一部には繊細な刺繍を添えた若松のモチーフがあしらわれた典雅な構成のお品。精緻を極めた繍いや金彩が創る景色は静かでありながらも深い輝きを備えており、人間国宝作品ならではの重厚な存在感が着る人を支え、引き立ててくれることと思います。訪問着と比べますとやや控えた趣きもまた好ましく、より幅広い場面で福田さんの気品に満ちた世界をお楽しみ頂けますね。華やかなお席が増えるこれからの季節にいかがでしょうか。

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銀座【着物3294】千總製 訪問着 (畳紙付 松坂屋扱い)

芥子色が近いでしょうか、こっくりと深みのある落ち着いた黄色系の地に繊細な料紙文を置いた道長取り、重ねて精緻な繍いを添えて貝桶文を配した華麗な訪問着です。染め、箔、刺繍全てに高度な技術が駆使されたお品、とりわけふっくらと立体的に浮かび上がる繍いの贅沢な景色には、手に取り眺めるほどに圧倒されてしまいますね。こちらは創業460余年を誇る京友禅の名門・千總さんの作、古典を知り抜いた指折りの老舗ならではの確かな力量を感じさせる、重厚感あふれる大作です。第一級のフォーマルとしてお召し頂ける、晴れやかなお席に相応しい逸品、ぜひご覧頂きたく思います。

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銀座【着物3293】芝崎圭一作 座繰り紬 無地 着物 (反端 紙札付)

父である芝崎重一さんと共に、拘り抜いたものづくりを続けておられる群馬県伊勢崎在住の染織作家・芝崎圭一さんの作品です。芝崎重一さんは、糸に負担をかけぬよう、繭から丁寧に手で引き上げた赤城の座繰り糸を用い、天然染料による染め、高機による手織りによって、美しさ、そして着心地の良さを長年追究してこられた方。その真摯な姿勢を継承なさる圭一さんも、確かなお仕事による魅力的な品々を製作なさっています。こちらは明度を上げた潤色が近いでしょうか。温かなエクリュ系のお色目は樫から引き出したものとのこと。仄かに灰みや黄みを含む無彩色に近い色ですが、芯のあるニュアンスカラーに独特の清々しさを感じますね。紬糸と異なり座繰り糸による紬はより滑らかでドレッシーな趣きですので、合わせる帯も着用の機会もより幅広くお楽しみ頂けることと思います。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。

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銀座【着物3292】日本工芸会正会員 秋山眞和作 綾の手紬 花織 着物(反端付)

清らかな水や豊かな植生など自然に恵まれた宮崎県綾町にて、綾の手紬染織工房を主宰なさる日本工芸会正会員 秋山眞和さんの着物です。こちらは沖縄の染織に造詣の深い秋山さんならではの一枚。灰青や薄雲鼠、青白橡などブルーからグリーン、グレイにかけての透明感のある淡彩による不規則な細縞、その繊細なグラデーションに精緻な花織が重ねられています。複雑な織りから生まれる光沢や陰影によって、揺らめくような色彩が一層の輝きを放つ、実に美しい作品ですね。灰汁醗酵建てによる藍染め、貝紫や草木などの天然染料による贅沢な染め、小石丸の養蚕から始まる糸づくりなど、一切の妥協を許さないこの方の誠実で丁寧なお仕事は、色柄にのみならず、驚くほど軽やかな着心地にも映し出されています。織りの着物の範疇ではありますが、洗練を極めた景色から香る気品ある華やぎは、帯次第ではカジュアルなパーティなどでも清々しく映えることと思います。極上の糸と染めから生まれた逸品、ぜひお手に取ってご覧くださいませ。

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銀座【着物3291】本場結城紬 葡萄鼠色 無地 (反端 証紙付)

やや色を深めた葡萄鼠色が近いでしょうか、灰みが強めの静かな紫が上品な女性らしさを感じさせる、ニュアンス豊かなお色目の本結城の無地紬です。真綿から丹念に手でつむぎだした無撚の糸を経緯に用い、糊のちからで機にかけ手織られる本場結城紬は、ふんわりと軽く着込むほどに味わいを深めてゆく極上の風合いを備えた織物ですね。合わせる帯次第で街着から少し改まった場面まで対応できる無地の紬は、現代の着物のワードローブには欠かせない一枚となりましたが、活躍の機会が多いだけにこれはというお品を選びたいもの。数ある紬の中でも紛れもなく最高峰である本場結城紬でしたら間違いありませんね。落ち着いたシックな中間色ですので、洗い張りを繰り返しながら、長くご愛用頂けることと思います。お探しの方、この機会にいかがでしょうか。

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銀座【着物3290】人間国宝 福田喜重作 繍一ッ紋 訪問着 (落款入) 

「刺繍」で初の人間国宝に認定された福田喜重さんの作品から、やや明度を落とした深い青鈍色から利休茶、利休白茶への裾暈かしを背景に、竹垣に菊花が描かれた風情豊かな訪問着です。金彩でさらりと描かれた菊花には所々精緻な繍いが施されており、刺繍独特の絹糸の光沢、ふっくらとした立体感が繊細な金砂子や色暈かしと相俟って、深閑とした秋の庭を彩る花の清澄な美しさを気品豊かに表現していますね。緩やかに撚りを掛けられた刺繍糸による繍いはボリュームが僅かに控えられており、ため息が出るような完成度にこの方の本領をご覧頂けることと思います。福田さんの社交着は、モダンにアレンジされた古典意匠による洗練された作品が多いように感じますが、こちらは究極の染繍技術が創る正攻法の古典。友禅とはまた趣きの異なる格調高い華やぎが、柔らかい光で包むように着る人を引き立ててくれることと思います。

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