銀座【帯4960】久呂田明功作 縮緬地染名古屋帯 菊花の図(落款入 二部式)

彩度を上げた黒鳶色が近いでしょうか、赤みと茶みが程良く溶け合う深いお色に染め上げられたしぼの深い縮緬地に、今を盛りと咲き誇る大輪の菊花が描かれた名古屋帯です。まっすぐに伸びる茎や葉を背景に妍を競う見事な菊花。一枚一枚の花弁は丹念に金彩で縁取られ、薄化粧のように卵色や薄墨色をほんのりと添えた白菊の姿は、華やかさと共に心洗われるような清々しさが感じられますね。こちらは江戸友禅作家・久呂田明功さんの作。かつて浦野理一さんの仕事を支えたことでも知られる先代からの作風を受け継ぎ、存在感のある着物や帯を創り続けておられますね。この方らしい力強い筆で季節の花を表現した風情ある染め帯、上質な紬から小紋、軽めの付下げなど様々な装いを気品豊かに引き立ててくれることと思います。銀座の名店 越後屋さんの扱いです。

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銀座【帯4959】西陣 おび弘製 袋帯 

上質な素材と丹念な手仕事による個性豊かな帯づくりで定評ある西陣の名門機屋・おび弘さんの袋帯です。こちらは隙間無く金の平箔糸を通した地に溶け込むような榛色で料紙文を浮かべ、金銀糸と共に緑、紫、朱、青など様々な系統の鮮やかな彩りを添えて、松枝を華やかに表現した袋帯。レリーフのような立体感を見せる迫力ある景色が印象的なフォーマル帯の逸品です。晴れやかなお席に映える重厚な表情は、高度な織りの技術が惜しみ無く注ぎ込まれた贅沢な帯ならではのもの。留袖や紋付、訪問着などの礼装をしっかりと受け止め、特別な日に相応しい堂々たる装いをお楽しみいただけることと思います。この機会にどうぞご覧くださいませ。

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銀座【帯4958】西陣 川島織物製 本袋帯

深々とした黒色の地に、相対するのは獅子と龍でしょうか。霊獣の丸文を中心に置いて優雅な唐花唐草文が配された本袋帯です。金糸はごく控えめに、利休茶や灰茶、松葉色など渋みのある彩りをきりりと配した端正な表情のお品。緻密な織りで丹念に表現された格調高い意匠が、装いを凛と引き締めてくれそうですね。こちらは西陣を代表する名門 川島織物さんの作。上質な素材を高度な技術で製織した川島さんの本袋は、色柄のみならず、しなやかでお太鼓も美しく整う締め心地の良さでも定評がありますね。ドレッシーな織物から江戸小紋、軽めの訪問着など幅広い装いに合わせていただける一点。程よい改まった感は現代の着物シーンではとても重宝いただけることと思います。ぜひお手に取ってご覧くださいませ。

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銀座【帯4957】帯匠 誉田屋製 袋帯

青磁鼠色が近いでしょうか。経糸に撚銀糸、緯糸には煌めくラメの平箔糸が織り込まれた淡い緑系の地に白藤色や納戸色をほんのりと利かせて、洋風の複雑な装飾紋様を表現した袋帯です。4本の撚銀糸が一度に織り込まれた細く立体感のある畝が陰影豊かな景色を作るお品。高度な織技から生まれた洗練された洒落みが、装いをモダンに引き立ててくれそうですね。こちらは帯問屋として京で280余年の歴史を持ち、卓越した染織技術から生まれる個性的な帯で名高い老舗・誉田屋源兵衛さんの作、さらりと使いこなされた贅沢な素材がつくる独特の質感、新鮮な存在感は、やはり誉田屋さんの帯ならではのもの。ドレッシーな織りから紋付、訪問着まで、帯合わせが難しい着物もしっかりと受け止めてくれる、力ある一点です。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。

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銀座【帯4956】縮緬地 染名古屋帯 御所解文(落款入)

ぐっと彩度を落とした卵色が近いでしょうか。薄いクリームイエローの縮緬地に菊や桔梗、梅などの花々をのせた花車が細やかに配された染めの名古屋帯です。透明感のある淡い地色に白上げを置き、赤朽葉色や滅紫色などの艶やかな彩りのふっくらとした刺繍、上品な甘さを運ぶ摺疋田に金駒繍いを添えた優美な景色が、はんなり典雅な世界を創り上げていますね。こちらは京で名高い老舗呉服店・ぎをん齋藤さんの作。御所解の帯は齋藤さんでもとりわけ人気の高い名品ですが、モチーフのかたちや構成のバランスの良さ、洗練された色遣いにはやはり他とは一線を画す完成度の高さを感じます。小紋や軽い付下げ、光沢感のあるドレッシーな織物、本結城など様々な装いに合わせて、染め帯ながら確かな格調が光る清々しい装いをお楽しみ下さいませ。

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銀座【帯4955】羽田登喜作 縮緬地染名古屋帯 秘色色 鴛鴦の図(落款入)

友禅の人間国宝・羽田登喜男さんを祖父として生まれ、幼少期から恵まれた環境で友禅に親しみ、その技術や感性を育んで来られた羽田登喜さんの作品です。こちらは秘色色が近いでしょうか、僅かに灰みを帯びた淡いブルー系の縮緬地に、水面に浮かぶ一羽の鴛鴦の姿が丁寧に描かれた名古屋帯。羽田友禅の象徴的なモチーフである鴛鴦の姿は、繊細な糸目友禅と美しい金銀彩で丹念に装飾されており、名古屋帯という小さな面積の中にも受け継がれた高い技術が随所に散りばめられています。上品な淡彩を背景に、華やいだ彩りで装飾された優雅な鳥がすっと浮かび上がる染め帯の名品、紬や小紋などの装いに上質感を添えて、品良く引き立ててくれることと思います。

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