銀座【帯6174】日本工芸会正会員 松原孝司作 九寸染名古屋帯(落款入 畳紙 反端 証紙付)
絹鼠色が近いでしょうか。僅かに灰黄みを帯びたオフホワイトの紬地に、清々しい薄藍色で観世水に水草、ぐるぐると渦を巻く水を寄せてかたどった花などが重ねられた九寸染名古屋帯です。両面染によってうっすらと映る裏面の大小水玉、所々に置かれた暗い紺滅色が、単彩に近い景色に奥行きとリズムを感じさせるお品。繊細さと力強さ、対照的なモチーフが創る個性的な世界がとても印象的ですね。こちらは「長板中形」の重要無形文化財保持者 松原定吉さんの工房にてその高度な技を守り継ぎ、日本工芸会正会員として優れたお仕事を続けてこられた松原孝司さんの作品。松原家の藍染は澄まし建てと呼ばれる手法による独特のお色に特徴があり、藍ならではの色の力を残しつつも、柔らかな明るさや透明感のある彩りが多くの方から愛され続けていますね。今回ご紹介する帯も、精緻な染めと共にやや灰みを帯びた淡いブルーの爽やかな美しさが心に響く一点。江戸の藍染ならではの洗練された洒落みが、紬や小紋などの装いを凛と引き締めてくれることと思います。青山みともさんの扱い。ぜひお手に取ってご覧下さいませ。
この商品のONLINESHOPページを見る銀座【帯6173】イラズムス千尋作 丹波布 八寸織名古屋帯(証紙 ラベル 畳紙付)
深い藍色の地に藍濃淡や白、砂色の微塵縞を置き、白の細い横段をすっきりと重ねた丹波布の八寸織名古屋帯です。手紡ぎの木綿に一部絹糸を添え、草木で染めて手織りした縞や格子の素朴な布はかつて「しまぬき」と呼ばれ、兵庫県の青垣町周辺で製織されていました。大正期に一度姿を消しながらも、戦後足立康子さんを中心とする方々の尽力で見事に蘇った稀少な織物 丹波布。丹精込めた手仕事から生まれるふくふくとした木綿の風合い、そして控えめながら心癒やされる深みを備えた色味は、いつまでも手に取って眺めていたくなりますね。こちらは丹波布技術保存会技術者協会に所属する第一人者、イラズムス千尋さんの作品。添付された証紙によれば染料には藍と竹、栗を用い、水や風が流れるようなイメージで縞をデザインしたお品とのこと。昔ながらの丹波布とはまた趣きの異なる、温かくも洗練された表情のお品、紬や木綿絣などの装いを凛と引き立ててくれることと思います。銀座もとじさんの扱い、どうぞお手に取ってご覧くださいませ。
この商品のONLINESHOPページを見る銀座【帯6172】西陣 帯屋捨松製 八寸織名古屋帯 葡萄文
西陣の名門 帯屋捨松さんの八寸織名古屋帯です。こちらは色を鈍く深めた藍色鳩羽色が近いでしょうか。灰みがかった鈍い紫系の紬地に、紅柑子色や葡萄色、白茶色に老緑色、岩井茶色、紺藍色、薄藍色、鮮やかな緑色など多種多彩な色を駆使しておおらかに葡萄文が配されたお品。捨松さん独特の、小さな四角形を集めたモザイクのような織り表現によって、力強いモチーフが陰影豊かに浮かび上がっていますね。鈍く輝く平箔の金銀糸などを添えた複雑な糸遣いによる立体的な景色は、高い技術と意匠力を持つ機屋さんならではのもの。カジュアルな八寸ながら捨松さんらしい上質な存在感を備えており、シンプルな無地感覚の着物から郡上や伊兵衛など個性豊かな織物まで、しっかりと受け止め引き立ててくれることと思います。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。
この商品のONLINESHOPページを見る銀座【帯6171】南風原花織 九寸織名古屋帯(反端 証紙付)
潤色が近いでしょうか。微かな赤みを含んだ淡いグレイ系の地に鈍い青丹色濃淡の横段を置き、淡黄色から伽羅色、鳶色に吉岡染色、深緑色などを組み合わせた緯糸浮織によって、細やかな幾何文が表現された南風原花織の名古屋帯です。琉球絣や花織の産地として知られる沖縄の南風原では優れた技術を生かし、時代に即した魅力的な着物や帯が生産されていますが、こちらもそんな一点ですね。精緻な花織を自在に操り、複雑なモチーフが整然と織り出された端正な趣きの優品。シックな彩りが美しいバランスで調和する景色が、とてもモダンな表情を見せてくれますね。沖縄染織ならではの個性、手仕事の温かみを備えながらも、現代の着物シーンに映える洗練を感じさせ、例えば無地感覚の濃色の紬などに合わせていただけば、ワンランクアップした大人のカジュアルスタイルをお楽しみいただけることと思います。大城永光織物工房さんの作。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。
この商品のONLINESHOPページを見る銀座【帯6170】屋宜元七作 本場久米島紬地 本紅型 九寸染名古屋帯(反端 証紙付)
雲井鼠色が近いでしょうか。ゆうな染めによるものと思われる清々しいグレイの紬地に、風に舞っているかのような優美な構成で、双葉葵が表現された本紅型の九寸名古屋帯です。明るく冴えた藍色の濃淡を主調として、古代紫色や辛子色を鮮やかに効かせたお品。こちらは染め下に贅沢な本場久米島紬を使用しており、上質な真綿紬ならではのふっくらとして温かな風合い、草木染による透明感のある彩りが、本紅型ならではの鮮やかな景色を一層美しく引き立てていますね。こちらは伝統工芸士として活躍なさる琉球紅型研究所 屋宜元七さんの作。戦後復興期の沖縄工芸界で活躍なさった先代 元六さんは画家出身とのことですから、その作風を受け継いでおられるのでしょうか。流れるような動きのある流麗な型や選り抜かれた色彩に洗練が光る優品ですね。紬や小紋などの装いにいかがでしょうか。
この商品のONLINESHOPページを見る銀座【帯6169】岡山佳嗣作 本綴れ 八寸織名古屋帯(畳紙 ラベル 栞付)
やや色を薄めた白茶色が近いでしょうか。淡いベージュ系の地にオフホワイトの場を取り、濃藍色や浅葱鼠色、藍鼠色に象牙色を組み合わせた吉野織の横段を配した本綴れの八寸織名古屋帯です。背景にはほんのりと薄雲鼠色の縞が浮かんでおり、全く質感の異なる経緯の直線が重なる景色が、シンプルでありながらも奥行き豊かな表情を見せていますね。こちらは銀座もとじさんのオリジナル素材である貴重な蚕種「プラチナボーイ」の糸を用いたお品。もとじさんのHPによれば、産卵のないオスの蚕は栄養分が糸に行き届き、糸を吐く口の小ささからより細く丈夫な糸が作られるとのこと。国内の契約農家さんがしっかりと管理し大切に育てられた繭から作られた純国産の糸や白生地は、シワになりにくく、染めの発色も格別だそうです。とりわけ締め心地の良さでは定評のある本綴れの帯、プラチナボーイの糸ならではの恩恵が楽しみですね。本綴れの八寸は単衣から袷の時期を通じてお使いいただけますし、少し改まったお席にも対応できるとても重宝なアイテム。もとじさんが全幅の信頼を寄せる作り手さんが手掛けた贅沢な優品。紬や小紋などの装いをモダンに引き立ててくれることと思います。
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