銀座【着物2731】五代 田畑喜八作 訪問着 (落款入)

僅かに黄みに寄せた梅染色が近いでしょうか、温かみのあるピンクベージュ系を基調に多様な曲線や直線で赤墨色と白の場を置き、松や梅、桜や楓、紫陽花に桔梗などの花木や様々な割付文などが金彩や繍いを添えて細やかに表現された訪問着です。こちらは茶屋辻で知られる京友禅作家・五代田畑喜八さんの大作、糸目や金彩、擦疋田など一つ一つの仕事の完成度が非常に高く、卓越した技量から生まれる正統派古典の重厚かつ繊細な美しさに圧倒されますね。僅かな濃淡が使い別けられた独特の藍の色も、制作の礎に茶屋辻を置くこの方ならではのもの。洗練された色とモダンな構成、そして贅を尽くした染めが創る迫力ある景色…その堂々たる存在感は、どのような場面でも着る人をしっかりと支え、輝かせてくれることと思います。

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銀座【着物2730】本場結城紬 檳榔子染色 亀甲詰

檳榔子染色が近いでしょうか、灰みのある暗い茶系の地に細かな亀甲絣を敷き詰めた本場結城紬です。男物としてつくられた反物でしょうか、渋く落ち着いた色にシンプルな絣文が凛として端正な趣きを見せるお品ですね。産地としての生産量が激減した現在では飛び柄や無地などが主流となっており、ベタと呼ばれるこちらのような総柄の亀甲絣は絣を括るにも製織にもとりわけ手がかかるため、新しいお品は殆ど見られなくなったと聞いております。程良い大きさの80亀甲ですので絣がくっきりと立っており、無地感覚でありながらも景色に独特の揺らぎが感じられ、帯合わせも自在にお楽しみ頂けることと思います。国の重要無形文化財に指定される昔ながらの技法を守り、大変な手間と時間をかけて制作される本場結城紬…そのふっくらとして軽やかな風合いの素晴らしさは、やはりお召しになってこそ実感頂けるものです。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。

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銀座【着物2729】清染居製 染一ッ紋 縮緬地訪問着 松林図 (落款入) 

銀鼠色と白橡色が近いでしょうか、落ち着いたグレイの地に暗いベージュの立涌風の揺らめくような場をゆったりと置き、精緻な糸目友禅で松林が描かれた訪問着です。抑えめのシックな色遣いと清々しい松の姿がとても高雅な趣きのお品、こちらは友禅で初の人間国宝に認定された故 上野為二さんの作風を受け継ぐ京加賀友禅の工房・清染居さんの作です。モチーフは松のみですが、その端正な景色はやはり茶屋辻へと繋がるもの。極細い糸目の美しさが冴える優美を極めた世界はやはり上野家ならではの見事なお仕事ですね。工房を主宰するのは為二さんの次男・清二さんに嫁がれた上野街子さん。上野家の伝統である精緻な古典意匠を継承しながらも、そこにふわりと重ねられた上質な女性らしさが清染居さんの着物の魅力です。重みと格調を備えながらも、一歩控えた感がどなたにも好感度が高い訪問着の逸品、お茶の席や改まったお呼ばれ、お祝いのパーティなどに気品あふれる装いをお楽しみ下さいませ。

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銀座【着物2728】縮緬地羽織 空五倍子色 柳に鼓の図

空五倍子色が近いでしょうか、やや灰みを含んだベージュの縮緬地に大雪輪のかたちで憲法色の裾濃暈かしを置き、繊細な絞りによって柳に鼓が表現された羽織です。鼓には辻が花文が細やかな墨描きで表現されており、古織部を思わせる独特の渋みのある色遣いと相俟って、大人の遊び心を感じさせる個性豊かな景色が生まれていますね。紬や小紋などの装いに合わせて、洒落みあふれる装いをお楽しみ下さいませ。

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銀座【着物2727】日本工芸会正会員 由水煌人作 本加賀友禅 訪問着 (落款入・小田急扱い)

香色が近いでしょうか、温かみのあるベージュの地に清楚な花が大きくうねるように配された訪問着です。ツルリンドウの花でしょうか、白山でも見られるという優しい野の花の瑞々しい姿が丁寧な筆で描かれています。こちらは日本工芸会正会員として、また現代の本加賀友禅を代表する作り手として活躍なさる由水煌人さんの作品。初代由水十久さんのご長男として生まれながら、一世を風靡したお父様の童の意匠からは離れ、ご自身の確たる作風を切り拓いておいでです。写実的な表現から生まれる加賀友禅ならではの古典美にシンプルで大胆な構成がモダンな色を添えた、洗練された趣きのお品、凛として気品香る着こなしをお楽しみ頂けることと思います。円熟の域に至った作家作品ならではの逸品、ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。

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