銀座【着物4489】宮古上布 着物

苧麻を育て、極細の糸を績み、絣を締めて琉球藍で染め上げ、乾燥に弱く切れやすい糸を宥めながら精緻な絣を手機で織り上げる、そんな難儀な仕事をひとつひとつ長い時間をかけて積み重ねることでようやくかたちとなる夏衣の最高峰、宮古上布の着物です。ひんやりとした手触りの繊細な布は、心許ないほどの薄さでありながら、程良く身体から離れてふわりと風を通す絶妙な張りを備え、暑気を払うような清冽な存在感を見せてくれますね。こちらは独特の深い深い藍の地に、極小の絣で複雑な装飾文様を表現したお品。洗練を極めた宮古上布ならではの、端正な魅力を存分にお楽しみ頂ける一枚ですね。最近では段々と少なくなってきている伝統的な紺上布、酷暑の中でこそ輝くその気品あふれる美しさを、ぜひこの機会にお確かめくださいませ。

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銀座【着物4488】明石縮 着物(反端 証紙付)

ゆらりと透ける立涌の地紋を置いた優しいクリーム色を背景に、木賊色に梅鼠色など美しい彩りに柴色を添えて、絣足が美しい経絣を浮かべた明石縮の着物です。伝統的工芸品にも指定される明石縮。こちらは経糸は駒撚り、緯糸は八丁撚糸機で強撚をかけた糸を用いて織り上げられており、強撚糸から生まれるきめ細かなシボがつくるさらりとした手触り、ほんのりとした透け感がとても涼しげなお品ですね。ほっそりとしたラインと共に優しい絣が縦に走る景色は、すうっと川面を笹舟が流れていくようでもあり、風を呼ぶような清々しさを感じます。帯合わせも幅広く、さまざまな場面でお楽しみ頂ける爽やかな夏衣。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。

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銀座【着物4487】乱絽 訪問着 黒色 柳に小さな秋草の丸

不規則な絽目を置いた黒の乱絽を背景に、肩から腰一面にふっさりと枝垂れる柳の枝葉を配した夏の訪問着です。白上げに所々ごく細く金彩の縁取りを置き、上前には小さな繍いの丸文のかたちで、萩や菊花、桔梗などの秋草がひっそりと添えられたお品。色数を抑えることで、白い襦袢がほんのりと透ける濃地の薄物の涼感がより引き立てられ、風情豊かな夏姿が生まれていますね。帯合わせも様々に、お出かけや改まったお席に活躍の機会も多いことと思います。ぜひお手に取ってご覧くださいませ。

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