銀座【着物4265】薩摩絣 藍色 幾何文

正藍染による黒みがかった深い藍色の地に薄藍の亀甲絣と蚊絣を使い別けて、一辺が5cmほどの菱形をパーツとしたモダンな幾何文様が表現された薩摩絣の着物です。細い直線と一部に残された無地部分の美しい藍の色が極小の絣の景色を凛と引き締める、精緻を極めた世界に圧倒されますね。極細い番手のエジプト木綿糸を用いて手機で丹念に織り上げられる薩摩絣は、木綿織物の最高峰として名高い布。滑りが悪く湿度でも狂いが出やすい木綿糸の難しさを、東郷織物の永江明夫さんが長年の研究の末に乗り越え完成させた織物で、木綿の認識を覆すような滑らかな風合いと洗練された表情で私たちを魅了します。きりりとした表情の中にも木綿ならではの温かみが優しく滲む一枚。極上の質感と端正な絣の表情に贅を尽くした布ならではの風格が香る、大人のカジュアルスタイルをお楽しみくださいませ。

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銀座【着物4264】本場大島紬 白色 雪輪文

清澄な白の地に大雪輪をほんのりと浮かべ、重ねて小ぶりの雪輪文を散りばめた白大島の着物です。幾つもの雪輪が霞むように浮かんでは消える幻想的な景色が、ごく細かな絣の粗密を使い分けて丹念に織り出されたお品。雪というモチーフの儚い美しさを、大島ならではの絣技と柔らかな白の光沢が爽やかに表現していますね。とりわけこの時期には手に取りたくなる白大島、こちらは総柄ながら騒がしさを感じさせず、季節の染め帯から洒落袋まで合わせる帯を選びません。着る方の個性に合わせて、様々な着こなしをお楽しみ頂けそうですね。薄手で程良い張りがあり、裾捌き良く軽やかな着心地の一枚、秋口からのお出かけにいかがでしょうか。

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銀座【着物4263】千總製 染一ッ紋 訪問着 水縹色 植物文

やや灰みに寄せた水縹色が近いでしょうか。静かなブルーグレイ系を背景に生命力あふれるアカンサスの葉を伸びやかに配した訪問着です。肩裾を覆うように勢いよく茂る枝葉には、それとは対照的な優しい小花たちが穏やかな淡彩や金彩で添えられており、洋の印象の強い大胆な構成を優美に収めていますね。こちらは創業460余年を誇る京友禅の名門・千總さんの作、古典を知り尽くした指折りの老舗が手掛けた社交着は、改まったお席やお呼ばれに安心してお召し頂けることと思います。訪問着らしい華麗な存在感を備えた一枚、秋冬のお呼ばれにいかがでしょうか。

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