銀座【帯3098】宮城里子作 本紅型 名古屋帯

銀座【帯3098】宮城里子作 本紅型 名古屋帯

淡い桔梗鼠色が近いでしょうか、微かに藤色みを含んだグレイの縮緬地に、楚々として愛らしい石蕗の花や蜻蛉たちが深みのある彩りで表現された本紅型の名古屋帯です。可憐な花のモチーフを彩る落ち着いた彩りは、どれも紅型らしい華を備えながらも僅かに墨を含んだような重みがあり、その色味に独特の個性を感じますね。こちらは尚家資料に残る紅型衣裳の復元などでも知られる藤村玲子さんに師事、その確かなお仕事をしっかりと受け継ぎ、現代の紅型を代表する作り手の一人として活躍なさる女流紅型作家・宮城里子さんの作品。身近なモチーフを選びながらも、その確かな仕事に王族士族の衣裳としての琉球紅型の高雅な美しさが光るお品、上等な紬や小紋の装いにいかがでしょうか。