銀座【着物2512】新田秀次作 紅花紬 銘「疎林」 (端布付)

銀座【着物2512】新田秀次作 紅花紬 銘「疎林」 (端布付)

かつては隆盛を極めた紅花染め、戦後一旦は途絶えたその染めを大変なご苦労の末に見事に蘇らせたことで知られる、米沢の新田秀次さんの作品です。英行さんへと引き継がれた新田さんの工房は、以来米沢を代表する紅花紬の機屋さんとして広く知られていますね。紅花を用いた染めが数多く見られるようになった昨今ですが、やはり新田秀次さんの作品を手に取ると、贅沢に染料を用いた本物の紅花染めによる彩りの美しさに改めて驚かされます。こちらは経糸に多彩な色をランダムに置いたよろけ織り、紅花染に藍や草木染による様々な色を寄り添わせて、穏やかな段替わりの景色を表現した銘「疎林」。ほのかに霞がかったように溶け合う色たちが創る優しい世界をどうぞお楽しみ下さいませ。