銀座【着物2560】郡上紬 単衣 格子文 (西武扱い)
銀座【着物2560】郡上紬 単衣 格子文 (西武扱い)
経糸は玉繭から引いた節のある玉糸を、緯糸には選び抜いた春繭の本真綿から手でつむいだ糸を用い、草木で丹念に染め、高機で織り上げられる郡上紬です。こちらは亜麻色から丁字染色、朽葉色へのグラデーションに重ねて紺鼠色や麹塵色を効かせた彩り美しい格子文。草木から得た穏やかな色は一見温かく素朴な印象ですが、明るい陽の下では独特の光沢と彩りが際立ち、郡上の本領を存分にお楽しみ頂けることと思います。単衣仕立てですが、ふっくらと暖かな地風ですので昨今の気候でしたら秋口から初冬の頃まではお召しになれそうです。人間国宝 宗廣力三さんが、大変な苦労を重ねて育て上げた贅沢な織物。あらゆる工程で丁寧に心配られた仕事が創る美しい色、そして極上の着心地が着る人の心を満たしてくれることと思います。