銀座【帯3490】西陣 渡文製 洒落袋帯「波衣」

西陣の老舗機屋・渡文さんの洒落袋帯です。経糸には紅消鼠のような暗い紫系の色を、緯糸に紫黒色や白練色を用いて場を別け、極太の箔糸や撚り糸など様々な種類の糸を織り込みながら、折り重なる波のような抽象的なモチーフが表現されています。驚くほど複雑な糸遣いはやはり手織りならではのもの。シックで奥深い彩りを生かした陰影豊かな景色がとても印象的ですね。こちらは「波衣」と銘されたシリーズで「結城紬と同じ技法でつむいだ紬糸を使用し、柘植櫛を用いて櫛掻き織りにした手織りの逸品」(渡文さんのHPより抜粋)、渡文さんの主たる商品として定評あるお品です。軽く薄手で程良い張りがありますのでとても締めやすく、真夏以外一年を通してお使い頂ける上に、裏面もシンプルな無地感覚のリバーシブルとなっています。贅沢な糸を用いて熟練の手技が創り上げた存在感のある洒落帯、紬や小紋、軽めの付下げなどにさらりと合わせて、洗練された大人の着こなしをお楽しみ下さいませ。

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銀座【帯3489】澤田麻衣子作 型絵染 名古屋帯 (反端・畳紙付)

生成色の紬地に青竹色や青碧色、緑青色に紺青や深紫など、ニュアンスのある個性的な彩りをバランス良く用いて、葡萄のモチーフが生き生きと表現された型絵染めの名古屋帯です。つくり手のお人柄が現れているのでしょうか、力強くも女性らしい可愛さがきらりと光る朗らかな景色が、着る人にも見る人にも元気を運んでくれそうですね。こちらは型絵染作家・澤田麻衣子さんの作。和染紅型で知られる京都の栗山工房で長年仕事を続けてこられ、現在はご自身の工房にて型絵染めならではの心弾む作品を制作、研究会員として在籍する日本工芸会でも美しい作品を発表なさっています。紬や小紋などの装いに個性を添えて楽しく引き立ててくれる型絵染のお品、この機会にぜひお手に取ってご覧くださいませ。

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銀座【帯3488】西陣 河合美術織物製 絽袋帯 黒色 笹文

張りのある黒の絽地に煌めく金糸で笹のモチーフを表現した夏の袋帯です。白・灰梅・灰青のつややかな絹糸でふっくらと縁取られた金の笹が並ぶ景色はとても晴れやか。幾何文のように整えられたモダンなかたち、そして黒と金が醸す重厚な趣きが独特の存在感を見せていますね。こちらは唐織などフォーマル性の高い帯ではとりわけ定評ある西陣の名門・河合美術織物さんのお品、夏の格高小紋から付下げ・訪問着などに合わせて、格調ある夏の装いをお楽しみ下さいませ。

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