銀座【帯3480】たつむら製 織名古屋帯 銘「源氏常夏文」 (紙札付)

贅沢な帯づくりで知られる龍村美術織物さんのお品から、練色が近いでしょうか、やや黄みを帯びた柔らかなオフホワイトの地に、金銀糸をふんだんに用いて大ぶりの撫子の花が配された織りの名古屋帯です。一つ一つの花には樺色や藤紫色、薄縹色や萌黄色などの明るい彩りがバランス良く添えられており、濃淡様々な着物の色をすっと引き寄せ、綺麗に調和してくれそうですね。撫子の古名は常夏とのことで「源氏常夏文」との銘の通り、源氏物語の第二十六帖「常夏」に因んだお品。名古屋帯のかたちですが、優雅で上品な華のある景色は袋帯に準じて様々な場面で活躍してくれそうですね。小紋から付下げなどの装いにいかがでしょうか。

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銀座【帯3479】国指定重要無形文化財 越後上布 八寸名古屋帯 (反端証紙付・畳紙付)

僅かに茶みがかった亜麻色が近いでしょうか、苧麻そのもののナチュラルなお色目を生かした無地の八寸名古屋帯です。こちらは経糸緯糸共に稀少な手績みの苧麻糸を用い、手機で丹念に織り上げられた国の重要無形文化財指定の越後上布。ごく薄手ながら帯としての程良い張りを残し、夏衣の最高峰と呼ばれる上布ならではのひんやりとした手触りがとても心地良いお品です。上布の帯の中でも芯の入らない八寸は盛夏にも熱がこもらず、とりわけ快適な締め心地をお楽しみ頂けることと思います。素朴な表情ながら、人の手と時間を惜しみ無く費やした布ならではの確かな力が宿る帯、この夏のお出かけにいかがでしょうか。青山八木さんの扱いです。

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銀座【帯3478】しな布 八寸名古屋帯 (栞付) 

しなの木の硬い樹皮を長い時間と手間をかけて糸に績み、手機で織り上げた、しな布の八寸名古屋帯です。しな布は縄文期までその歴史を遡ることができる古代布の一つ。現在では山形県や新潟県の一部で僅かに織り継がれています。丈夫で水にも強く、野趣豊かな布味は帯地としてもとても魅力的。強い張りもふわりと締めてしまえば落ち着きますし、熱がこもらずとても快適です。藍とナチュラルなベージュのシンプルな格子文は合わせる着物を選ばず、麻や木綿、夏紬などの装いに重宝にお楽しみ頂けそうですね。この機会にぜひお手に取ってご覧くださいませ。

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