銀座【帯3296】西陣 川島織物製 本袋帯

金通しの縹色を背景に金銀の糸をふんだんに用いて装飾性の高い華麗な花文が表現された本袋帯です。オーキッドピンクやアイリス、チョークブルー…小さく効かせた色にもモチーフにも洋のイメージが強いモダンな雰囲気のお品、現代的な振袖に合わせて頂いても美しく映えそうですし、シックなお色目の無地感覚の着物などに合わせて、帯を主役とした装いも素敵ですね。ホテルなど光が明るく広い空間でのパーティなどでは華やかな彩りが一層の輝きを見せてくれることと思います。こちらは西陣の名門機屋として良く知られる川島織物さんの作、上質な糸を確かな技術で製織した本袋帯は軽くしなやかで、お太鼓のかたちの美しさでも定評がありますね。ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。

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銀座【着物2726】曽根武勇作 西陣織 朱珍 訪問着 (落款入)    

ごく淡い灰梅色が近いでしょうか、ぎりぎりまで色を薄めたピンクベージュの地にほんのりと優しい彩りを添えて満開の桜が表現された朱珍織の訪問着です。朱珍とは国の伝統的工芸品に指定される西陣織の十二の技法の一つで、繻子の組織に多彩な緯糸で様々な文様を表現したもの。かつては小袖や打掛などに用いられた高級な織物です。こちらは公家装束の製織などを一手に担ってきた西陣という産地の高度な技術を、今なお最高のかたちで守り続ける伝統工芸士・曽根武勇さんの作品。現代ではなかなか目にすることのない手織りの朱珍です。光放つような絹の輝き、気品あふれる彩りと共に浮かんでは消える花…精緻な織りが見せる典雅を極めた美しさが、かつて高位の人々を華やかに彩った西陣の本領を私たちにしっかりと伝えてくれますね。改まったお出かけから晴れやかなお席まで、どのような場面にも堂々とお召し頂ける風格ある逸品。ぜひお手に取ってご覧頂きたく思います。

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銀座【着物2724】浦野理一作 経節紬 煎茶色 無地

真綿から人の手で丹念につむぎ出される節のあるふくよかな糸、製織の難しいこの太い節糸を用いた経節紬は、浦野理一さんの代名詞とも言える味わい豊かな織物ですね。こちらは煎茶色が近いでしょうか、やや赤みがかった穏やかなブラウン系のお色目の無地の紬です。合わせる帯次第で様々な場面で活躍してくれる上質な無地紬は、現代のワードローブに欠かせないアイテムとなっていますが、中でも浦野理一さんの経節紬は別格の魅力を備えた一点。素朴で野趣ある布味は一般的な紬とは全く異なるどっしりとした存在感があり、作家作品など力のある帯もしっかりと受け止め、引き立ててくれますね。今回ご紹介のお品は張りを残しながらも程良く着込まれており、素朴な表情ながら選び抜かれた真綿糸ならではの奥深い光沢に、この着物の重みを感じて頂けることと思います。仄かな甘みを持つ茶色が優しい趣きの一点、ぜひお手に取ってご覧くださいませ。

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