銀座【帯3060】西陣 洛陽織物製 夏袋帯

西陣で120年以上の歴史を誇る老舗機屋・洛陽織物さんのお品から、爽やかな夏の袋帯です。灰白色が近いでしょうか、僅かに色味を含んだ白のさっくりとした絽の地に道長取りのかたちで配されたのは、有栖川文や花兎文、蜀江錦などの格調高い名物裂のモチーフ。優しい淡彩の表現やほっそりと流れるような構成が、重厚な名物裂に夏らしい清澄な趣きを添えてすっきりと引き立たせています。絽を通してほんのりと透ける銀糸の揺らめきも涼を誘うお品、夏の改まったお出かけやお呼ばれにいかがでしょうか。

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銀座【帯3059】しな布 捩り織 八寸名古屋帯

しな布は縄文期までその歴史を遡ることができる古代布の一つ。現在では山形県や新潟県の一部で僅かに織り継がれている稀少な織物です。しなの木の硬い樹皮を長い時間と手間をかけて糸に績み織り上げる布は丈夫で水にも強く、野趣豊かで力強い布味は夏の帯地としてもとても魅力的ですね。こちらは糸本来のナチュラルな薄茶色一色で、全体に捩り織が施された贅沢な八寸名古屋帯。素朴なレースのように全体に隙間を取ることで強い張りも程良く抑えられ、より扱い易い風合いとなっています。元々熱が籠もりにくい布ですが、さっくりとした涼しげな地風は通気性も良く盛夏にも快適にお使い頂けることと思います。上布や夏織物、よそ行き浴衣などの装いにいかがでしょうか。

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銀座【着物2513】中島清志作 越後本上布 黒色 雪輪文 (端布付)

黒地に精緻な小絣を駆使した地抜きで、雪輪重ねを配した越後上布です。こちらは経糸には紡績糸を、緯糸の一部に稀少な手績み糸を用いたもので、更に数段おきに強い撚りをかけた糸を織り込むことで微かなシボ感を生み出した珍しいお品。着用時には布が肌から僅かに離れることで、より優しい清涼な着心地をお楽しみ頂けそうですね。塩沢紬の伝統工芸士として、また国指定重要無形文化財・越後上布・小千谷縮布技術保存協会制作者としてこの地の伝統織物を守り続ける中島清志さんの確かな技術による一枚、ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。

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