銀座【着物2513】中島清志作 越後本上布 黒色 雪輪文 (端布付)

黒地に精緻な小絣を駆使した地抜きで、雪輪重ねを配した越後上布です。こちらは経糸には紡績糸を、緯糸の一部に稀少な手績み糸を用いたもので、更に数段おきに強い撚りをかけた糸を織り込むことで微かなシボ感を生み出した珍しいお品。着用時には布が肌から僅かに離れることで、より優しい清涼な着心地をお楽しみ頂けそうですね。塩沢紬の伝統工芸士として、また国指定重要無形文化財・越後上布・小千谷縮布技術保存協会制作者としてこの地の伝統織物を守り続ける中島清志さんの確かな技術による一枚、ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。

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銀座【着物2512】新田秀次作 紅花紬 銘「疎林」 (端布付)

かつては隆盛を極めた紅花染め、戦後一旦は途絶えたその染めを大変なご苦労の末に見事に蘇らせたことで知られる、米沢の新田秀次さんの作品です。英行さんへと引き継がれた新田さんの工房は、以来米沢を代表する紅花紬の機屋さんとして広く知られていますね。紅花を用いた染めが数多く見られるようになった昨今ですが、やはり新田秀次さんの作品を手に取ると、贅沢に染料を用いた本物の紅花染めによる彩りの美しさに改めて驚かされます。こちらは経糸に多彩な色をランダムに置いたよろけ織り、紅花染に藍や草木染による様々な色を寄り添わせて、穏やかな段替わりの景色を表現した銘「疎林」。ほのかに霞がかったように溶け合う色たちが創る優しい世界をどうぞお楽しみ下さいませ。

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銀座【着物2511】絽 付下げ 洗柿色 百合や秋草の図

洗柿色が近いでしょうか、淡いシャーベットオレンジの絽地に大輪の山百合、撫子や桔梗・萩などの可憐な花々をふわりと散らした夏の付下げです。白上げに静かな淡彩を挿した控えめな表現が、風情ある上品な色柄をより優雅に引き立たせていますね。晴れやかなお席に相応しい華と格調を備えながらも、どなたにも好感度の高い一枚、改まったお出かけやお呼ばれなど様々な場面で、安心してお楽しみ頂けることと思います。

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