銀座【着物4289】染一ッ紋 訪問着 赤白橡色 花の丸文
赤白橡色が近いでしょうか。落ち着いた黄赤系の優しい彩りを背景に、松皮菱を繋げたようなくっきりとしたラインで場を分け、重ねて蘭や桜、水仙や梅、楓に杜若など折々の花木を、優美な丸文のかたちで肩裾に配した染一ッ紋の訪問着です。萌葱色や鶸色、柑子色や杏色など地の色に柔らかく調和する綺麗な彩りを置いた愛らしい花々は、一つ一つほっそりとした金彩で縁取られ、控えめな柄置きながら紋付の社交着に相応しい上品な華やぎを纏っています。こちらは銀座の老舗呉服店 志ま亀さんの作。選び抜かれた色と格調高い古典意匠による気品豊かな着物や帯は、そのはんなりとした女性らしさや洗練された洒落み、微笑ましい遊び心で多くの方を魅了していますね。どのような場面にも好感度の高い、気品豊かな装いをお楽しみいただける一枚、秋冬のお呼ばれにいかがでしょうか。
この商品のONLINESHOPページを見る銀座【着物4288】日本工芸会正会員 藍田正雄作 江戸小紋 菫色 双葉葵(落款入)
江戸小紋の第一人者として究極の職人技が光る素晴らしい作品を遺された、日本工芸会正会員・藍田正雄さんの作品です。こちらはやや色味を落ち着かせた菫色が近いでしょうか。鮮やかな青紫系の地に、錐彫りによる点のような珠の連なりで象られた極小さな双葉葵が無数に浮かぶ着物です。目を凝らしてようやくかたちが掴めるような大きさながら、はっきりとそれとわかる一対の愛らしいハート型の葉っぱが、藍田さんの熟練の技術できりりと染め上げられていますね。男性用としても通用する渋めのモチーフが多い江戸小紋ですが、こちらは色柄ともに女性らしい華やかさが映える一枚。綺麗なお色目に洒落みが光る景色に、江戸小紋ならではの小粋な遊び心をお楽しみいただけることと思います。合わせる帯を選ばず様々な場面で活躍してくれる藍田さんの逸品、秋冬のお出かけにいかがでしょうか。
この商品のONLINESHOPページを見る銀座【着物4287】本場結城紬 鶯茶色 雪輪文(証紙付)
鶯茶色が近いでしょうか。灰みや緑みを帯びた暗い茶系を背景に、幾何文や花葉などで様々に装飾された雪輪文を散らした本場結城紬の着物です。精緻な絣技が用いられる本結城ですが、こちらは亀甲絣を使わず蚊絣の組み合わせのみで表現されたお品。経緯が綺麗に揃った美しい絣を見本帳のように様々に並べた景色がとても印象的ですね。本場結城紬は真綿から人の手でゆっくりとつむがれた特別な糸を用い、熟練の技術を持つ方々の手間暇を惜しまぬ丹念な仕事によって生み出される贅沢な織物。あらゆる工程で丁寧な手仕事を尽くすことで、ふっくらと軽く暖かく、奥深い光沢を備えた絹という素材の素晴らしい特質が余すところなく引き出された布は、水を通し着込む程に真綿に戻ってゆくといわれ、多くの方から愛され続けていますね。秋冬へと向かうこれからの季節には、本結城の温もりがとりわけ恋しくなることと思います。携わった方々の高い技術が光る、希少な蚊絣総柄のお品、お探しの方、ぜひこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。
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