
銀座【着物4015】道中着 檳榔子染色 白梅の図
更に色を深めた檳榔子染色が近いでしょうか。灰みと赤みが溶け込むごく暗い茶系の地に、大きく円を描くように淡い白藤色の場を置き、満開の白梅の図が大胆に描かれた道中着です。歳を経た古木の枝に凛と咲く白梅の姿は、芳香さえも感じさせるような清々しさ。墨色に金彩を添えた静かな色の世界が、まだ春遠い頃のしんとした季節の風情を運んでくれることと思います。冬の必需品とはいえ本来は脇役であるはずのコートを、まさに装いの主役としてお楽しみいただける贅沢な一枚。新春のお出かけが待ち遠しくなってしいますね。どうぞこの機会にお手に取ってご覧くださいませ。
この商品のONLINESHOPページを見る銀座【着物4014】千總製 訪問着 亜麻色 更紗花文 (落款入)
やや彩度を上げた亜麻色が近いでしょうか。明るい淡いベージュ系の地に遠州茶や芥子色、鳩羽色に薄花色など穏やかな淡彩をふわりと効かせて、可憐な更紗花を唐草風に配した訪問着です。統一感のある柔らかな色遣いに加え、一部に金彩や刺繍を添えて軽やかに表現された花々が、お召しになる方を上品な華やぎで包むお品。モチーフは楚々として控えめながら、空間を埋め尽くすような柄置きがとても贅沢な一枚です。こちらは創業460余年を誇る京友禅の名門・千總さんの作。指折りの老舗が手掛けた正統派の社交着のはんなりとした表情はどなたにも好感度が高く、改まったお席や式典に安心してお召しいただけますね。季節を問わず、袷時期を通して活躍してくれる更紗花文の着物は活躍の機会も多いことと思います。ぜひお手に取ってご覧くださいませ。 三越さんの扱いです。
この商品のONLINESHOPページを見る銀座【着物4013】訪問着 縮緬地 雪持ち松竹梅 風景図(落款入)
やや明度を落とした褐色から僅かに彩度を上げた桔梗鼠色へのほんのりとした暈しを背景に、松竹梅を中心に御所車に柴垣、網干に宝尽くしのモチーフなど様々な古典意匠が所狭しと配された優雅な訪問着です。藍鉄色や黒茶色などを主調としたシックな世界に、浅蘇芳色から梅鼠色への綺麗なピンクの濃淡色、そして細く添えられた金彩の縁取りが上品な華やぎを添えるお品。更に牡丹雪のようなふっくらとした白が重ねられることで生まれた清々しい雪景色が、これからの季節ならではの贅沢な風情を運んでくれますね。上質な縮緬ならではの繊細なしぼから生まれる、手からこぼれるような落ち感も心地良い一枚。どのようなお席でもお召しになる方を気品豊かに引き立ててくれることと思います。年末年始のお出かけにいかがでしょうか。
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