銀座【着物2734】千總製 訪問着 霞色 四季風景図 (落款入)

霞色が近いでしょうか、灰みの強いごく淡い紫系の地に棚引く霞文、松や桜、楓などの花木と共にのどかな野山の景色や雅な貴人の姿が、繍いや金箔を添えて丹念に表現された訪問着です。秋草や紅葉も描かれていますので、特に季節を限定する着物ではございませんが、淡く優美な色調や満開の桜の晴れやかな表情には、やはり春独特の清々しさが感じられますね。風景に人物を配した構成の着物は良く見かけますが、こちらのように気品ある表情のお品にはなかなか出会えません。創業460余年を誇る京友禅の名門・千總さんの作、どのような場面でも安心してお召し頂ける上品な存在感は、古典を知り抜いた指折りの老舗ならではのもの。式典やお呼ばれ、お祝いのパーティなど様々な場面で、女性らしい典雅な装いをお楽しみ頂けることと思います。

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銀座【着物2733】読谷山花織 着物 (反端付)

濃藍色の地に薄藍色の縞を置き、間には精緻な緯浮花織によって紅鬱金色や灰白色、暗赤色などの鮮やかな彩りを小さく煌めく星のように重ねた読谷山花織の着物です。明治半ばに一旦は技術も途絶えながらも、のちに人間国宝となられた故 与那嶺貞さんが大変な苦労の末に見事に復元なさったことで良く知られるこの織物は、丁寧な手仕事の温かみがうれしい沖縄の染織品の中でも、その清楚な美しさでとりわけ多くの方から愛されていますね。杢糸を添えた縞、小さな絣、整然と並ぶ花織…様々な技法を組み合わせて表現された端正な景色に、琉球王府の御用布としての歴史と気品が香るお品、どれほど繊細な仕事が為されたお品であるかは、端布の裏側に隠された膨大な量の緯糸からもおわかりいただけることと思います。明るい藍のいろと優しいモチーフが春の陽差しに良く映える一点、この機会にどうぞご覧くださいませ。

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銀座【着物2732】菊池洋守作 八丈織 着物 (反端付)

ごく薄めた灰桜色が近いでしょうか、ピンクベージュ系の清澄な彩りをまとって細かな市松文様が浮かんでは消える無地感覚の着物です。こちらは昨年逝去なさった菊池洋守さんの作品。柳悦博さんに師事、のちには白洲正子さんにもその才を認められたこの方が、八丈島の工房で丹念な手仕事を重ねて一反一反織り上げた布は八丈織と名付けられています。コブナグサ・タブノキ・椎と泥染めによる三色からなる黄八丈とは異なり、菊池さんの織りは洗練された淡彩やシックなニュアンスカラーが美しく、精緻な綾織や吉野織によって表現された陰影豊かな景色は絹糸の光沢が最大限に活かされており、いわゆる紬織とは一線を画すエレガントな上質感をお楽しみ頂けますね。綾織による極細かな文様が光と共に揺らめくドレッシーな表情のお品、合わせる帯も幅広く様々な機会に活躍してくれることと思います。今後ご紹介の機会も難しい名品、ぜひお手に取ってご覧くださいませ。

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