銀座【帯4703】八重山上布 九寸名古屋帯(反端部分帯裏に有)

薄花色が近いでしょうか。淡く明るいブルー系の濃淡色の縞に重ねて、白から深い濃藍までの様々な藍色を組み合わせたシンプルな絣で幾何文様を配した九寸名古屋帯です。こちらは経糸に紡績の苧麻糸・緯糸には手績みの苧麻糸を用い、草木で染め、手機で織り上げられる沖縄・石垣島の八重山上布。宮古島の上布と共に手仕事を尽くした贅沢な夏織物として良く知られていますね。白上布の名の通り、かつては白地に捺染の絣着尺を中心としていましたが、現在では豊富な植物染料と手括りによる多彩な染めによって、各地の上布の中でもとりわけ瑞々しい色遣いの作品が制作されています。今回のご紹介もそんな清澄な趣きを備えた一点、苧麻独特のひんやりとした手触りも心地良く、夏織物や上布などの装いを爽やかに引き締めてくれることと思います。

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銀座【帯4702】西陣 河合美術織物製 夏袋帯(反端 西陣証紙付)

やや彩度を落とした浅黄色が近いでしょうか。仄かに亀甲の地紋が浮かぶイエローべージュ系の夏生地に、淡い黄色の濃淡色や薄色、灰梅色に藍白色、洒落柿色など優美な淡彩を添えた三つばら藤巴や菊花文を配した気品豊かな夏の袋帯 銘「唐衣亀甲菊藤文」です。背景に置いた金糸の丸や輝くような絹糸の光沢が静かな華やぎを運ぶお品、夏らしく涼しげで軽やかな素材感を備えながらも、礼装に相応しい重厚な表情が、社交の場の装いを格調高く引き立ててくれることと思います。こちらは唐織などフォーマル性の高い帯ではとりわけ定評ある西陣の名門・河合美術織物さんのお品、夏の格高小紋から付下げ・訪問着などに合わせて、改まったお席やお呼ばれにいかがでしょうか。

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銀座【帯4701】しな布 八寸名古屋帯

やや色を落ち着かせた芝翫茶色が近いでしょうか。木の皮の繊維そのもののナチュラルな色、張りのある素朴な糸の表情が味わい深い、しな布の八寸名古屋帯です。しな布は縄文期までその歴史を遡ることができる古代布の一つ。現在では山形県や新潟県の一部で僅かに織り継がれている稀少な織物です。しなの木の硬い樹皮を長い時間と手間をかけて糸に績み、織り上げる布は丈夫で水にも強く、さっくりとして野趣豊かな布味は夏の帯地としてもとても魅力的ですね。シンプルな無地の八寸は合わせる着物の色柄を選ばず、上布や夏織物、よそ行き浴衣など幅広い装いに重宝にお使い頂けます。お探しの方、どうぞこの機会にご覧くださいませ。

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